未来遺産運動futureheritageitem

雄勝からお礼状が届きました

2012.06.06

 

ogatsu3_0606.jpg宮城県東部沿岸部にある石巻市旧雄勝町。
雄勝町が誇る国指定の重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」。震災による津波は無情にも、神楽面、太鼓、笛、衣装などのほとんどを持ち去ってしまいました。しかし、「なんとか神楽を復活したい!」――雄勝の人びとの強い思いに打たれ、日本ユネスコ協会連盟は日本テトラパック株式会社の協力を得て、昨年秋からお面の復刻、神楽用具の支援を行ってきました。そしてついに5月、3地区の浜で春の例大祭の実現にこぎつけました。例大祭の当日の様子についてはこちらをご参照ください。

例大祭を終え、この神楽を伝承してきた葉山神社の千葉宮司より御礼の手紙が届きましたので、ご紹介します。 

 

「震災後はじめて大神輿渡御、稚児行列、法印神楽の奉納と盛大にご奉仕出来ました事を改めて御礼申し上げます。

神楽師をはじめ地区住民も壊滅的状況のままの地域であれだけのお祭りをする事が出来た事が信じられないと大変喜び、今後の励みになると話しておられました。これも震災後すぐに当神楽に対してご支援をくださったユネスコ協会様のお蔭だと感謝しております。

お陰様で28日に本務石峰山石神神社(海抜352m)の登山参拝並び葉山神社例祭をご奉仕し、春の11地区神社例祭を終える事ができました。

今後もお祭りという地域の伝統行事を通じ、人と人が再会する機会やたくさんの人々が結びつく地域になるように励んでいきますので、これからもご指導ご支援の程をお願いいたします。(抜粋)」

平成24年5月29日

千葉 秀司

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