未来遺産運動ニュース(10月号)~日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国73の「プロジェクト未来遺産」により、日本各地でさまざまな活動が展開されています。
未来遺産運動ニュースでは、未来遺産運動や全国に73ある「プロジェクト未来遺産」に関する行事・イベント情報などを定期配信しています。身近な地域や全国の“たからもの”を見つけて、皆さまも活動に参加してみませんか。
【今月の行事・イベント情報一覧】
■《山口県萩市》 ギャラリートーク&まち歩き( 10/1、11/3、12/3開催 )
■《愛知県瀬戸市》 自然ウォッチング (10/2開催 )
■《愛知県瀬戸市》 森であそぼう! (10/9、12/11開催)
■《奈良県奈良市》 ならまちわらべうたフェスタ2022 (10/16開催 )
■《福岡県福岡市》 和白干潟クリーン作戦と自然観察(10/22開催 )
■《広島県尾道市》 尾道瀬戸際建築 スケッチ旅 〜小林和作旧居編〜(10/30開催)
■《広島県尾道市》 和作ウィーク (11/3~6、12、13開催 )
■《沖縄県中城村》 第9回中城村南上原子ども組踊上演会「糸蒲の縁」(11/13開催 )
【行事・イベント情報】
【参加者募集】 ギャラリートーク&まち歩き参加者募集!
(10/1、11/3、12/3開催)
(主催団体より)
萩博物館の秋期特別展『江戸時代の地図 古地図で探ろう、ふる里や国の姿・形』の関連イベントで、特別なギャラリートーク&まち歩きを開催します。
前半は、萩博物館の学芸員さんによる展示の見どころ解説。さまざまな古地図のより深い解説や、関連するお話を聞くことができます。
ギャラリートークで探求心を高めたら、いざ、古地図で歩ける萩のまちへ出発です。後半は、世界遺産登録エリアである萩博物館周辺の町並みを、NPO萩まちじゅう博物館のガイドと一緒に古地図と見比べながら歩きます。 ご関心のある方は、萩博物館HPで詳細をご確認の上、お申込みください【各回先着20名】
【参加者募集】自然ウォッチング(10/2、11/6開催)
(開催日)2022年10月2日(日) 9:30~14:00
2022年11月6日(日) 9:30~14:00
※ 4月~12月の毎月第1日曜日
(エリア)愛知県瀬戸市(海上の森)
(主催者)NPO法人海上の森の会
(主催団体より)
NPO法人海上の森の会では、毎年4月~12月の第1日曜日の9時30分~14時まで、自然ウォッチングを開催しています。申し込みはいりませんので参加希望の方は【海上の森の入り口駐車スペース】までおいでください。
都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫など観察しながら知識を深めませんか?
集合時間・場所:当日9:20までに【海上の森入口駐車スペース】に集合 ※少雨開催
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴 参加費:100円/人
【参加者募集】森であそぼう!(10/9、12/11開催)
(主催団体より)
海上の森と里にはたくさんの花・虫・鳥たちが生きている。食べて歌って家族をつくって、わたしたち人と同じように暮らしているよ!みんなで見つけに行こう!音・色・形!
10/9(日) テーマ「秋の実をさがそ!」
12/11(日) テーマ「森のモビールをつくろ!」
対象:小学1年生~4年生まで ※保護者要同伴
【申込締切】10/9実施回:要問合せ 12/11実施回: 11/27(日)
お申し込み方法等の詳細は、チラシまたは当会HPをご覧下さい。
【イベント】「ならまちわらべうたフェスタ2022」を開催します!(10/16開催)
(主催団体より)
「ならまちをわらべうたの似合う町に」「ならまちからわらべうたを発信しよう」を合言葉に、江戸末期から明治時代の風情ある町家の面影を残す「ならまち」で、お手玉などのわらべうた遊び、からくりおもちゃ遊びなど、昔懐かしい遊びを中心にさまざまな遊びが体験できる大人から子どもまで楽しめるイベントです。
詳細は下記のチラシまたはウェブサイトをご覧ください。
【参加者募集】10月の和白干潟クリーン作戦と自然観察(10/22開催)
(主催団体より)
和白干潟を守る会では毎月第4土曜日の15時から、干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁)
※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分
参加料:無料 連絡先:TEL090-1346-0460(田辺)
※新型コロナウイルスに関する取り組み
① 体調の悪い人は参加しない ② 各自がマスクを着用し、手を消毒する
【参加者募集】尾道瀬戸際建築 スケッチ旅 〜小林和作旧居編〜(10/30開催)
(主催団体より)
解体の危機にある建造物を旅する建築家・渡邉 義孝さんににその魅力を解説してもらい、1時間ほどのスケッチタイム、その後みんなで近くの再生事例のカフェなどでお茶をしながら講評会をします。完成した作品は後日、商店街のゲストハウス「あなごのねどこ」の路地ギャラリーなどで展示します。
今回は尾道市の名誉市民、洋画家の小林和作が尾道に移住後亡くなるまでの40年間を過ごした昭和初期のお茶室付きの建物です。
※小林和作旧居には駐車場はありませんので、徒歩かバスで(最寄りバス停は「長江2丁目」)お越しください。
お申し込み方法等の詳細は、 下記のウェブサイトをご覧ください。
【イベント】「和作ウィーク」を開催します(11/3~6、12、13開催)
(主催団体より)
尾道市の名誉市民でもある洋画家・小林和作旧居を中心に和作ゆかりの場所を開きます。 特別展として「丸木スマ – 和作の愛 したおばあちゃん画家」を開催。他にも関連した展覧会、トーク、ツアー、ワークショップを会期中開催。 場所を活用し、味わいながらその継承可能性を考えていきます。
詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。
【イベント】第9回中城村南上原子ども組踊上演会「糸蒲の縁」(11/13開催)
(主催団体より)
本上演会は、美ら島おきなわ文化祭2022 第37回国民文化祭 第22回全国障害者芸術・文化祭協賛事業および(公社)沖縄県地域振興協会 令和4年度地域活性化助成事業として実施します。
上演会は、第一部が地元の古典音楽同好会の皆様による歌・三線の斉唱および組踊塾生(高校生)による琉球舞踊、第二部が10歳から14歳までの子ども組踊塾生による創作組踊「糸蒲の縁」で構成されています。組踊を初めてご覧いただく方にも楽しんでいただけるよう字幕表示もございます。
詳細は下記のチラシをご覧ください。
(注意)掲載内容は、掲載日時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大などにより変更や中止の可能性があります。最新の情報については、各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。また、参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、 直接 、各団体へご連絡ください。
【活動報告】
【和白干潟を守る会より】8/27に和白干潟クリーン作戦と自然観察を行いました。
(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動 (エリア) 福岡県福岡市
(団体名) 和白干潟を守る会
(主催団体より)
和白干潟を守る会では、毎月第4土曜日(12月のみ第3土曜日)に「和白干潟のクリーン作戦と自然観察」を行っています。砂浜、アシ原、樹林帯、淡水湿地などからなる干潟本来の自然な景観と、干潟に集う多様な生きものにとって良好な環境を維持するため、幅広い年代の皆さまにご参加いただきながら、30年以上にわたり活動を継続しています。
8/27(土)15:00~16:50のクリーン作戦当日は、21名が参加し、ゴミ66袋を回収しました。ボランティアで参加してくれた色んな学校の学生さんと一緒に、和白干潟沿岸に打ち上げられたペットボトルなどの人工ゴミや草木などを拾いました。
皆さんの頑張りで、海の広場を中心に、アシ原や福岡市道までが見違えるほど綺麗になりました。作業後は、望遠鏡で、干潟に集まる野鳥の観察を行い、ミサゴやカワウやサギ類などを確認しました。参加者からは、「ゴミが多く有りやりがいがあった。」、「こんな素晴らしい所があると初めて知った。」といった感想がきかれました。
今年の活動も残すところあと3回です。小中学生、高校生・大学生、一般の方、企業・グループ等など、ご関心のある皆さまの参加お待ちしています。
「プロジェクト未来遺産」には、これまでに、地域性を反映する歴史的町並みや、伝統芸能・祭事、自然環境などを対象とした、市民が主体となって行われている73の活動が登録されています。登録プロジェクトの詳細は下記のHPにてご覧いただけます。
未来遺産運動では、ひとりでも多くの皆さまに、身近な地域や全国各地でがんばっている「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。
地域の“たからのもの”を 100年後の子どもたちへ