未来遺産運動ニュース(12月号)~日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国73の「プロジェクト未来遺産」により、日本各地でさまざまな活動が展開されています。
未来遺産運動ニュースでは、未来遺産運動や「プロジェクト未来遺産」に関する行事・イベント情報などを定期配信しています。身近な地域や全国の“たからもの”を見つけて、皆さまも活動に参加してみませんか。
【今月の行事・イベント情報一覧】
■《山口県萩市》ギャラリートーク&まち歩き参加者募集!(12/3開催)
■《愛知県瀬戸市》 NPO法人海上の森の会 自然ウォッチング(12/4開催)
■《愛知県瀬戸市》NPO法人海上の森の会 森であそぼう!(12/11開催)
■《福岡県福岡市》和白干潟クリーン作戦と自然観察(12/17開催)
【行事・イベント情報】
【参加者募集》ギャラリートーク&まち歩き参加者募集!(12/3開催)
(主催団体より)
萩博物館の秋期特別展『江戸時代の地図 古地図で探ろう、ふる里や国の姿・形』の関連イベントで、特別なギャラリートーク&まち歩きを開催します。
前半は、萩博物館の学芸員さんによる展示の見どころ解説。様々な古地図のより深い解説や、関連するお話を聞くことができます。
ギャラリートークで探求心を高めたら、いざ、古地図で歩ける萩のまちへ出発です。後半は、世界遺産登録エリアである萩博物館周辺の町並みを、NPO萩まちじゅう博物館のガイドと一緒に古地図と見比べながら歩きます。 ご関心のある方は、萩博物館HPで詳細をご確認の上、お申込みください【各回先着20名】
【参加者募集】NPO法人海上の森の会 自然ウォッチング(12/4開催)
(主催団体より)
毎年4月~12月の第1日曜日の9時30分~14時まで、自然ウォッチングを開催しています。申し込みは要りませんので参加希望の方は【海上の森の入り口駐車スペース】までおいでください。
都市近郊にありながら自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫など観察しながら知識を深めませんか?
集合時間・場所:当日9:20までに【海上の森入口駐車スペース】に集合 ※少雨開催
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴 参加費:100円/人
【参加者募集】森であそぼう!(12/11開催)
(主催団体より)
海上の森と里にはたくさんの花・虫・鳥たちが生きている。食べて歌って家族をつくって、わたしたち人と同じように暮らしているよ!みんなで見つけに行こう!音・色・形!
12/11(日) テーマ「森のモビールをつくろ!」
お申し込み方法等の詳細は、添付のチラシまたは当会HPをご覧下さい。
※申込締切要問合せ
対象:小学1年生~4年生まで ※保護者要同伴
【参加者募集】12月の和白干潟クリーン作戦と自然観察(12/17開催)
(主催団体より)
和白干潟を守る会では毎月第4土曜日の15時から、干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。12月は今年最後のクリーン作戦です。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁)
※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分
参加料:無料 連絡先:090-1346-0460(田辺)
※新型コロナウイルスに関する取り組み
① 体調の悪い人は参加しない ② 各自がマスクを着用し、手を消毒する。
(注意)掲載内容は、掲載日時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大などにより変更や中止の可能性があります。最新の情報については、各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。また、参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、 直接 、各団体へご連絡ください。
【活動報告】
【阿波人形浄瑠璃平成座より】四国ブロック・ユネスコ活動研究会で公演をしました。(10/30開催)
(プロジェクト名)世界に伝えたい!!阿波人形浄瑠璃の魅力未来遺産プロジェクト
(団体名) 阿波人形浄瑠璃平成座 (エリア)徳島県徳島市
「阿波人形浄瑠璃平成座」では、1989年の結成以降、約400年の伝統を持つ阿波の人形浄瑠璃を老若男女で継承しています。子どもたちが中心となる「平成座ジュニアクラブ」と「川内北小学校人形浄瑠璃クラブ」などを結成・指導し25年になります。
この度、9年ぶりに徳島で開催された「四国ブロック・ユネスコ活動研究会」で、座員や子どもたちがさまざまなお手伝いを行うとともに、発表を行いました。発表では、子どもたちが心を一つに「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)」の演目に登場するお鶴(娘)とお弓(母)の人形を遣いました。また、小学校4年からクラブで活動してきた子が座員になり、物語の語り手である大夫(たゆう)として情愛深く語りました。会場の皆さまからも大変ご好評いただき、平成座員をはじめクラブ員や保護者も、プロジェクト未来遺産に登録されている意義や価値を再認識しました。
これからもみんなで頑張って参りますので、また機会がありましたら徳島にお越しくださり、公演をご覧ください。
「プロジェクト未来遺産」には、これまでに、地域性を反映する歴史的町並みや、伝統芸能・祭事、自然環境などを対象とした、市民が主体となって行われている73の活動が登録されています。登録プロジェクトの詳細は下記のHPにてご覧いただけます。
未来遺産運動では、ひとりでも多くの皆さまに、身近な地域や全国各地でがんばっている「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。
地域の“たからのもの”を 100年後の子どもたちへ