子供たちが石碑に刻む銘文
2012.06.29
組織部の竹内です。
前回に引き続き、「プロジェクト未来遺産」として登録されたNPO法人木曽ユネスコ協会(塩尻市)による「木曽丸ごと夢作り活動」をご紹介します。
全国のユネスコ協会で始めて「プロジェクト未来遺産」に登録された木曽ユネスコ協会。
子どもたちにも地域の文化財に興味を持ってもらおうと、何百年も残る石碑に刻む文字を小中学生から募集しました。
選考の結果、最優秀賞に選ばれたのは、大桑小学校の上條聖佳さん。上條さんの「下在郷一里塚跡」という銘文は、大桑村野尻の下在郷に新しく設置された石碑に刻まれました。石碑の裏面に彼女の名前も彫られています。
これから何百年も上條さんの銘文が刻まれた石碑は、一里塚跡を示す目印として残っていくことでしょう。
100年後の子どもたちへ、長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた遺産を伝えていくという未来遺産運動のコンセプトに合致した取り組みとして注目されます。
木曽丸ごと夢作り活動
団体名:木曽ユネスコ協会
場所:長野県木曽郡
木曽川沿いに結ばれた11宿からなる街道文化の守るために、木曽地域の連帯をはかる。