第67回目天神崎自然観察教室開催!
組織部の竹内です。
第3回プロジェクト未来遺産に選ばれた「天神崎の自然の 維持と環境教育の推進」プロジェクト。
先日67回目(!)の、天神崎自然観察教室が開催されました。天神崎では、暖流(亜熱帯や熱帯)の生物 が多く生息します。そして子どもたちでも簡単に捕まえることができます。
自然観察をした後、みんなで集まりそれぞれの生物について解説をすると質問も多く出ます。
今回は子どもから大人まで総勢89名が参加し、皆で、たくさんの生物を観察することができました。
この真っ黒いのはニセクロナマコという暖流にすむナマコです。
天神崎では、よく見つかり、子どもたちが自分でつかんでくることが楽しみとなっています。少し毒があって食用にはしません。その右下にある茶色いのは、このナマコが吐き出した内臓です。強く握ると、内臓を吐き出しますが、これで死んだのではなく、何日もかけてみずから再生をして元に戻ります。
これはなんでしょう?
正解はナガウニです。
トゲの先が白い、ツマジロナガウニという種類です。亜熱帯のウニです。食用にはしません。
午後からは希望者で湿地や、近くの日和山にも登りました。
天神崎のお近くにお住まいの方は是非参加してみてください。
普段なかなか見ることのできないたくさんの魚や貝、海藻を楽しく発見できます。
天神崎の自然の 維持と環境教育の推進
公益財団法人 天神崎の自然を大切にする会
天神崎は和歌山県田辺市の市街地に隣接した景勝の地です。1974年、この天神崎の丘陵地に別荘建設の計画がおき、市民有志で「天神崎の自然を大切にする会」が結成され、人々に寄付金を募り別荘を買い取る運動を展開し、別荘予定地所得にこぎつけました。以来、天神崎一帯の森林を中心に土地の市取得を進め保全地とするとともに、海岸や海底の清掃活動や子どもたちをはじめ多くの人々に理解を深めてもらうための自然観察教室や自然学習を実施しています。