プロジェクト未来遺産伝達式レポート~埼玉県熊谷市~
総務部の竹内です。
2月22日(土)、雪の残る埼玉県熊谷市で、熊谷市ムサシトミヨをまもる会の登録証伝達式が行われました。
みなさんはムサシトミヨを知っていますか?ムサシトミヨは熊谷市の「市の魚」として認定され、しかも世界で熊谷市にしか生息しない稀少性の高い魚です。
今回、環境保全のシンボルとして、官民一体となった保護活動が積極的に行われていることから、プロジェクト未来遺産に登録されました。
日本一暑い街のイメージのある熊谷ですが、今回はいたるところに残る雪にドキドキしながら会場に向かいました。富岡市長をはじめとする市の関係者の皆様が多数駆けつけ、会場は大盛況。
ムサシトミヨ繁殖活動報告が熊谷市立熊谷東中学校、熊谷市立久下小学校、熊谷市立佐谷田小学校に三校から行われました。
コメントする秋道委員
後半は埼玉県環境科学国際センター自然環境担当部長の金澤氏による講演が行われました。
「100年後の子どもたちに熊谷の自然を残し、伝えていく為に必要なこと」
金澤氏の講演を通じ、ムサシトミヨへの思い、100年後の子ども達への思いをひしひしと感じました。
素晴らしい100後の熊谷のマップに感激しました。
最後に江守事務局長から
「私たちはプロジェクト未来遺産という金メダルをいただきました!」という感想をいただき、会場は割れんばかりの拍手で包まれました。
熊谷市立熊谷東中学校、熊谷市立久下小学校、熊谷市立佐谷田小学校の皆様、埼玉県環境科学国際センター自然環境担当部長金澤様、熊谷市ムサシトミヨをまもる会、熊谷市、熊谷市教育委員会、ムサシトミヨ保全推進協議会、熊谷信用金庫、その他当日お世話になったたくさんの皆さまありがとうございました。
【プロジェクト名】 世界で一つだけの「元荒川ムサシトミヨ生息地」保護活動
【団体名】 熊谷市ムサシトミヨをまもる会
【活動概要】 世界で埼玉県熊谷市の元荒川最上流部だけに生息する淡水魚が、ムサシトミヨです。
元荒川ムサシトミヨ生息地は「平成の名水100選」にも選定され、清涼な地下水を水源とした魚の生息環境が形成されていますが、近年、生息地の周辺には宅地化が進み、人間と魚が共存する環境の保全が大きな課題となっています。そのような中、熊谷市ムサシトミヨをまもる会は、良好な生息環境を醸成しようと除草や清掃など日常的な活動を続けています。また、ムサシトミヨの啓発を積極的に行うなど、次世代に向けての保護活動の推進に取り組んでいます。