未来遺産運動ニュース(’24年1月号)
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や有形・無形の文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国79の「プロジェクト未来遺産」では、日本各地でさまざまな活動を展開しています。
各団体のイベント情報・活動報告は下記をご覧ください。
イベント情報
1.大新田ビーチクリーン&松葉かき(大新田海岸松林再生プロジェクト)
活動報告
3.ふくいユネスコフォーラム2023~地域の文化遺産とその未来~
ピックアップ
気仙沼風待ち復興プロジェクト、日本都市計画家協会「優秀まちづくり賞」受賞
発行物
「見沼・旬彩」2023年冬号(未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会)
イベント情報
※内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。
1.大新田ビーチクリーン&松葉かき / NPO法人水辺に遊ぶ会
開催日:1月21日(日)9:00~10:00
エリア:大分県中津市
■主催団体より
大新田ビーチクリーン&松葉かきを1月21日(日)に開催します。中津の春の風物詩だった浜遠足の復活を目指して活動しています。松葉や草を熊手でかき集めて運び、堆肥にして活用します。この作業を時々行うと、松の生育に適した環境になります。
皆さまのご参加お待ちしております。詳しくはこちらのPDFをご覧ください。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
生きもの元気、子どもも元気、漁師さんも元気な中津干潟保全活動(2011年度登録)
2.「和白干潟クリーン作戦と自然観察」参加者募集! / 和白干潟を守る会
開催日:1月27日(土)15:00~17:00
エリア:福岡県福岡市
■主催団体より
毎月第4土曜日(※12月は第3土曜日)実施。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まりください。終了後に野鳥観察会もあります!
■「 和白干潟クリーン作戦と自然観察 」概要
参加費:無料
連絡先:090-1346-0460(田辺)
※飲み物持参
※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅 徒歩5分
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
活動報告
1.「チームエナセーブ未来プロジェクト」実施報告
「チームエナセーブ未来プロジェクト」は、住友ゴム工業株式会社が「未来遺産運動」に共感したことをきっかけに、環境保全活動を通じて日本の美しい文化や自然を継承していくことを目的に始まり、今年で10周年を迎えました。
全国各地の「プロジェクト未来遺産」の地域にて、住友ゴム工業株式会社のグループ企業であるダンロップの社員の皆さまと地域の方々が一緒になって環境保全活動に取り組んでいます。2023年度は、2ヵ所で実施することができました。
開催日 | 開催地 | 受け入れ団体 | 活動内容 |
---|---|---|---|
6月11日(日) 荒天中止 |
和歌山県海南市 | ビオトープ孟子 | 孟子不動谷で田植えをしよう!プロジェクト |
7月1日(土) | 埼玉県さいたま市 | 未来遺産・見沼田んぼプロジェクト推進委員会 | 見沼たんぼを100年後の子ども達に残すプロジェクト |
11月23日(木祝) | 福岡県福岡市 | 和白干潟を守る会 | 博多湾・和白干潟の自然保護活動 |
2.芸術の秋「気仙沼・風待ちまちなか美術館2023」開催
エリア:宮城県気仙沼市
団体名:気仙沼風待ち復興検討会
日にち:11月11日~30日
■団体より
気仙沼風待ち地区に点在する有形文化財の建造物5棟を会場に「まちなか美術館」が開催しました。これは各文化財所有者が、絵画や工芸品などの”我が家の一品”を趣向を凝らして展示する企画です。
当会ではパネル展を行い、文化財復興の取組みなどを紹介しました。毎年「文化財保護強調月間」にあわせて期間限定で開催されるこの展示会では、今年も多くの市民や観光客が、秋の風待ち界隈を楽しんでいる姿が見られました。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
気仙沼港と風待ちの風景~歴史的建造物の復興プロジェクト~(2018年度登録)
3.ふくいユネスコフォーラム2023~地域の文化遺産とその未来~
エリア:福井県三方上中郡若狭町
団体名:ふくいユネスコ協会主催、DOKIDOKI会
日にち:11月25日(土)
■団体より
ふくいユネスコ協会は、プロジェクト未来遺産2022に登録された「若狭三方縄文博物館友の会DOKIDOKI会」と共に、「地域の文化遺産とその未来」というテーマでフォーラムを開催しました。
DOKIDOKI会の体験型イベントなどの活動を通して縄文文化の魅力を知るとともに、「宝の道ウォーキング」を行い、竪穴式住居での火焚きの見学や船小屋周辺の散策をしました。最後は、参加者50名全員で縄文語による「ふるさと」を歌い、固い握手を交わして閉会しました。貴重な自然・文化遺産の未来について考え、継承していく手法を学んだ有意義な会となりました。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
4.「2023和白干潟まつり」実施
-
マジックショー -
みんなで歌いました -
模擬店
エリア:福岡県福岡市
団体名:和白干潟を守る会
日にち:11月26日(日)
共催:グリーンコープ生協福岡東支部
■団体より
和白干潟海の広場で開催した「和白干潟まつり」。開会式では35回目のお祝いと和白干潟のラムサール宣言をしました。
バードウォッチング、自然遊び、植物観察、干潟の生きもの観察には子どもから高齢者までが参加してくれました。また、ギター弾き語り、紙芝居、九州青年合唱団、マジックショーなどの様々な催しで盛り上がり、和白干潟に向かって「僕らはみんな生きている」「海」を歌い踊りました。
他にも写真・パネル展、模擬店・バザー、ワークショップがあり、「お魚水槽とタッチプール」では魚やヒトデに触れることができ人気でした。干潟の清掃も行いました。参加者は約570名と、沢山の人が訪れ賑わった一日でした。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
5.海上の森の会 こども講座「森であそぼ!」
エリア:愛知県瀬戸市
団体名:NPO法人海上の森の会
日にち:11月26日(日)
■団体より
11月に実施した「森のモビールつくろ!」について報告します。
モビールとは、いくつかのパーツを針金や糸で繋ぎ、それを天井の一点から吊るしたオブジェです。たくさんの森の宝物「木の実、枝、葉」を見つけて、思い思いの森のモビールを作りました。
どの作品も個性が発揮されていてとても素敵でした。初めて森歩きをするご家族は、ふかふかの落ち葉を踏み歩く音や、森のにおいを大いに嗅いで楽しんでいました。
あるお母さんが「忘れていたにおいがする」と話していたのが印象的でした。森のモビールをおうちに飾って、森の様子を思い出し、また遊びに来てほしいです。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
愛知万博の理念と成果の継承~海上の森・保全活用プロジェクト~(2016年度登録)
ピックアップ
気仙沼風待ち復興プロジェクトが「優秀まちづくり賞」受賞
日にち:10月7日(土)
団体名:気仙沼風待ち復興検討会
■団体より
当会は、東日本大震災から12年が経過したいま、気仙沼風待ち地区の文化財建造物を再建してきた約10年間の取り組みを広く知ってもらうため、都市計画家協会賞へ応募しました。
審査の結果、検討会の取り組みが評価され「優秀まちづくり賞」を受賞しました。10月7日(土)に開催された「全国まちづくり会議2023in東京ちよだ」にて、プレゼンテーションとパネル展示を行い、全国の受賞団体と交流し、多くの方々に風待ちを知ってもらう機会となりました。
当会は、これからも風待ちの魅力を広めていけるよう、活動を続けていきます。
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
気仙沼港と風待ちの風景~歴史的建造物の復興プロジェクト~(2018年度登録)
発行物
発行:未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会
■プロジェクト未来遺産登録活動 詳細
未来遺産運動では、多くの皆さまに身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。