未来遺産運動futureheritageitem

未来遺産運動ニュース’24年6月号

2024.06.01

日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や有形・無形の文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指す未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む、全国83の「プロジェクト未来遺産」では、日本各地でさまざまな活動を展開しています。

各団体のイベント情報・活動報告は以下をご覧ください。


イベント情報

活動報告

・葵プロジェクト/葵祭開催 皆さまが育てて下さった二葉葵が飾られました

ピックアップ

・「プロジェクト未来遺産2024」を募集中(応募期限:8月9日(金)まで)

イベント情報


※内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。

1.自然ウォッチング

(開催日時)6月2日(日)9:30~14:00

(エリア)愛知県瀬戸市(海上の森)

(団体名)海上の森の会

■主催団体より

4月~12月(8月を除く)の第1日曜日の9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察して知識を深めませんか?

集合時間・場所:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合 ※申込不要

対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴

参加費:100円/人

少雨開催

令和6年度海上の森活動

2.五島に残る玉之浦神楽~子どもたちへの伝承プロジェクト~「プロジェクト未来遺産2023登録証伝達式」

(開催日)6月5日(水)18:00~

(エリア)長崎県五島市(五島市役所玉之浦支所2階 玉之浦町公民館ホール)

(団体名)白鳥神社神楽保存会

■主催団体より

日本ユネスコ協会連盟より「プロジェクト未来遺産」に県内で初めて登録されたことを受けて、登録証伝達式を実施します。

長崎県五島列島の各地で継承されてきた五島神楽のうち、最西端で400年以上伝承されてきた玉之浦神楽を残すために、当保存会では子ども神楽教室を開催したり、地域の観光資源の一つとして市内外の観光施設での公演を年間に10回以上実施してきました。更に昨年度は、東大生と共に伝承するための方法を考えるワークショップを実施するなど、多角的な活動を通じて、地域の宝を守る取り組みを行ってきました。

今回、伝達式の終わりには登録記念神楽演舞を行う予定でおります。離島の片隅で守られてきた伝統文化をこの機会にお楽しみください。参加は自由です(事前申込みは不要)。

■チラシ

【玉之浦神楽】「プロジェクト未来遺産2023」登録証伝達式

3. 「ラブアース・クリーンアップ2024」参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察

(開催期間)6月22日(土)15:00~17:00

(エリア)福岡県福岡市

(団体名)和白干潟を守る会

■主催団体より

ラブアース・クリーンアップは「ローマ・クラブ福岡会議in九州」の開催(1992年5月)を契機に始められた活動で、市民・企業・行政が協力し、海岸や河川、公園などを一斉に清掃する地域環境美化活動です。福岡から始まり、今では毎年6月の環境月間に合わせて全国で行われています。

当会もこの活動に賛同し、6月22日に和白干潟クリーン作戦と自然観察を実施します。学生や社会人などの幅広い年代の参加を歓迎いたしますので、ご興味ある方は当日現地にお集まりください。大勢の皆様のご参加をお待ちしています。

集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目)

※駐車場なし。西鉄電車 唐の原駅下車 徒歩5分 

参加料:無料 ※飲み物要持参

4.第27回いわみ子供神楽フェスタ2024 開催

(開催日)6月23日(日)

(エリア)島根県浜田市(浜田市立原井小学校体育館)

(団体名)どんちっちサポートIWAMI

■主催団体より

「どんちっちサポートIWAMI」の前身団体の発足時から毎年開催しているこのフェスタは、今年で27回目を迎えます。当団体に加盟する市内神楽団体に所属する幼稚園から高校生までの将来の石見神楽を背負う子どもたちが一堂に会し、年に一度の晴れ舞台に練習してきた成果を披露します。今年はフェスタ内で、プロジェクト未来遺産登録記念大会として「プロジェクト未来遺産2023登録証伝達式」を行う予定です。

■チラシ

第27回いわみ子供神楽フェスタ2024

5.「備中とと道トレイル・サミット」参加者募集

(開催日)7月6日(土)

(エリア)岡山県高梁市成羽

(団体名)備中とと道トレイル推進協議会

■主催団体より

車社会の到来により通われなくなって久しい備中山中の古道の再整備を開始して8年、当協議会はこれを「備中とと道トレイル」として日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」登録を申請、このたび認定されました。7月6日に高梁市成羽で登録証の伝達式が行われますが、この機会に沿道4市町の首長の参加を得て、この道の何たるかを確認し、今後の維持・活用について考えるサミットを開催します。サミットには、とと道に関心をもつ人びと(ウォーク大会参加者、とと道会員、倉敷ユネスコ協会など)にも広く参加の声がけをし、とと道の周知を図ります。民俗学者の神崎宣武氏の基調講演などを予定しています。 

詳しくは下記のチラシをご覧ください。

■チラシ

備中とと道トレイル・サミット



活動報告


葵祭開催 皆さまが育てて下さった二葉葵が葵祭で飾られました

(開催日)5月15日(水)

(エリア)京都府京都市

(団体名)葵プロジェクト

■主催団体より

葵プロジェクトは、源氏物語にも登場する葵祭に飾る二葉葵を、小学生をはじめ全国各地の里親に育てていただく活動です。環境の変化にともない、二葉葵が減少したことからはじまりました。自然と文化が交わり、人と人が繋がるプロジェクトです。

今年も、5月15日の葵祭当日は、皆さまが育てて下さった二葉葵が、祭りのヒロインである斎王代をはじめとする行列の参加者約500名の色鮮やかな装束や腰輿、牛車などに飾られ、1400年以上続く伝統を未来へとつなぎました。

ピックアップ


【事務局からのお知らせ】「プロジェクト未来遺産2024」を募集中(応募期限:8月9日(金)まで)

2024年4月26日(金)から8月9日(金)の期間、今年度の新規登録に向けて、「プロジェクト未来遺産2024」として、地域の文化や自然の保護・継承に力を注がれている市民団体の取り組みを募集しております。  地域の“たからもの”を100年後の子どもたちに伝えたい、そんな想いの下、自然や文化の保護・継承に力を注がれている皆さまのご応募をお待ちしております。

応募方法などの詳細は、以下のリンクから募集要項をご確認ください。

プロジェクト未来遺産2024チラシ


未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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