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未来遺産運動ニュース2024年12月号

2024.11.29

日本ユネスコ協会連盟は、日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。全国に83ある「プロジェクト未来遺産」では、地域の自然や有形・無形の文化を守る多様な活動が展開されています。

各地域の「プロジェクト未来遺産」 のイベント情報・活動報告は以下をご覧ください。


イベント情報

活動報告

1. 和白干潟を守る会/10月の「和白干潟クリーン作戦と自然観察」

2. 沼須人形芝居あけぼの座/「第71回沼田市文化祭」出演報告

ピックアップ

未来遺産運動ニュース2024年11月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐVol.2

イベント情報


※各団体から提供された情報を掲載しています。内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のウェブサイト等をご確認ください。参加申し込みや行事に関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。

1. 「自然ウォッチング」参加者募集

(開催日時)12月1日(日)9時30分~14時 

      ※年内最終回。1月から3月はお休みのため、次回は来年4月開催です。

(エリア)愛知県瀬戸市(海上の森)

NPO法人海上の森の会からのご案内

4月~12月(8月除く)の第1日曜日の9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察しながら知識を深めませんか?

集合時間・場所:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合 ※申込不要

対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴

参加費:100円/人

少雨決行

■チラシ

令和6年度海上の森の会活動

2. 「和白干潟クリーン作戦と自然観察」参加者募集

(開催日)12月21日(土)15時~17時

(エリア)福岡県福岡市

和白干潟を守る会からのご案内

和白干潟を守る会では毎月「和白干潟クリーン作戦と自然観察」を実施しています。干潟には、人が海や川に捨てたゴミなどが流れ着きます。唐原川河口近くの通称「海の広場」周辺のゴミを拾い、きれいになった浜辺で自然観察を楽しみます。 (下記の活動報告で、10月の定例活動の様子をご紹介しています。)

学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。

集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目)

※西鉄電車唐の原駅下車 徒歩5分

※駐車場なし

参加料:無料 

3.「第26期和白干潟の自然観察ガイド講習会」参加者募集

(開催日)12月22日(日)13時~17時(受付開始は12:30)

(エリア)福岡県福岡市

和白干潟を守る会からのご案内

「第26期和白干潟の自然観察ガイド講習会」の参加者を募集しています。和白干潟の自然観察ガイドの育成を目的に、毎回様々な分野の講師を招き開催しています。今回は「伝えよう、和白干潟の鳥のこと!」をテーマに、日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ元レンジャー 中村聡氏を講師にお招きします。室内講習に加え、実際に和白干潟の自然を体験しながら学びます。初心者も歓迎しますので、お気軽にご参加ください。

募集人員:20名  

集合場所:和白干潟を守る会事務所 ※講習は室内とフィールドの両方あります。 

アクセス:JR香椎線和白駅下車徒歩10分、西鉄電車唐の原駅下車5分、西鉄バス白浜下車徒歩3分

参加費:300円

ご関心のある方は、チラシまたは当団体ホームページにて詳細をご確認の上、お申込みください。

■チラシ

第26期和白干潟の自然観察ガイド講習会

活動報告


1. 10月の「和白干潟クリーン作戦と自然観察」報告

(プロジェクト名)博多湾・和白干潟の自然保護活動

■ 和白干潟を守る会からの報告

毎月定例の「和白干潟クリーン作戦と自然観察」を10月26日に実施しました。この日は企業や学生さんの参加が多く、嬉しい限りでした。予想をはるかに超えて大勢の方に参加いただき、幼児から小学低学年の子どもたちを含む総勢60名程が集まりました。

例年この時期は海にアオサが大量発生します。この日も干潟一面にアオサが打ち上げられ、表面が白化したものや、すでにヘドロになったのもありました。ほどほどのアオサであればカモたちの餌や海の浄化にもなるようですが、多すぎると悪臭や水質低下など干潟の環境悪化につながるので問題です。

早速、アオサを回収する人と人工ゴミを集める人に分かれて作業に入ると、参加者各々でリヤカー、一輪車、ソリを使って回収場所まで運びました。若者が大勢参加してくれたおかげで作業がはかどり、アオサ120袋、人工ゴミ14袋、不燃ゴミ2袋の計136袋にのぼるゴミが回収できました。

最後にみんなでまとめや交流をして、記念写真を撮ってから散会しました。参加者からは「大学の近くにこんな良い自然があることを知った。」「学生には聞いてはいたが、アオサが多かった。」などの感想が聞かれました。今月も、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。

当会ホームページでは、詳しい活動内容や和白干潟の生き物たちの様子をご紹介しておりますのでぜひご覧ください。

2.「第71回沼田市文化祭」出演報告 郷里の文化祭で子どもたちが熱演

(プロジェクト名)沼須人形芝居継承者プロジェクト~江戸時代の技を今につなぐ~

■沼須人形芝居あけぼの座からの報告

「沼須人形芝居」は群馬県北部の農村集落で170年近く継承される郷土芸能です。一人遣いが特徴の人形芝居で、人形頭及び付属品とともに沼田市重要民俗文化財に指定されています。この地域の伝統を未来の子どもたちに伝え残すことを目標に活動する当座では、「プロジェクト未来遺産 」登録以降、子どもたちの意識もさらに高まり熱心に稽古して公演に取り組んでいます。 

11月17日、利根沼田文化会館で開催された「第71回沼田市文化祭」で、子どもや若手の座員が中心となり、有名な「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」の2演目を大ホールの舞台で上演しました。小学校1年生から大学生までの 9 名の座員が、人形や義太夫、三味線などそれぞれの役割でこれまでの練習の成果を披露しました。なかでも、高校生の座員は、三味線で舞台に立つという目標を立てて一生懸命練習を重ね、見事な演奏を披露してくれました。

発表を終えた子どもたちは「大きな舞台で緊張したけれど楽しかった」と笑顔いっぱいでした。発表に向けて子ども同士で教えあう姿は印象的で、チームワークも一段とよくなり、本番では無事みんなの力が発揮でき良かったです。 これからも、地域の大人たちと子どもたちが一緒になって伝統を学びながら、義理人情のある地域柄を活かし、強く逞しく優しい人にとして老壮青みんなで頑張っています。

今後の公演情報などはInstagramでお知らせしていますので、ぜひご覧ください!

ピックアップ


「未来遺産運動ニュース2024年11月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐVol.2」

未来遺産運動ニュース11月号増刊(11月18日公開)では、 企業と共に地域の自然を未来へつなぐ取り組みとして、岩手県一関市の「久保川イーハトーブ自然再生協議会」の活動をご紹介しています。

この記事の詳細は下記のリンクからお読みいただけます。

未来遺産運動ニュース2024年11月号増刊:企業と共に地域の自然を未来へつなぐVol.2

未来遺産運動では、多くの方々に身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、全国に応援の輪が広がることを目指しています。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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