ネパール寺子屋プロジェクト 最新報告
2021.10.29
平素より、世界寺子屋運動への温かいご支援をありがとうございます。
ネパールでは、2020年から新たに開始した南部の3郡23地域を対象に、新型コロナウイルスの影響を受けた子どもたちへの教育支援を最優先に、活動を続けています。
2020年の地域での調査を経て、新しいクラスが2021年4月からスタートしました(感染拡大による休止を経て、8月から再開)。インドと国境を接する南部の平原地帯(タライと呼ばれる)は、以前から学校に行っていない子どもが多い地域でしたが、コロナ禍の経済的影響による中途退学の増加や、長期間の休校による学習の遅れなどで、子どもたちへの教育支援の重要性が高まっています。
日本ユネスコ協会連盟は、就学前の子どもを対象とした幼稚園クラス、学校に通ったことのない子どもを対象とした小学校クラス、中学校クラスなどを行い、現在1,030人が学んでいます。
世界銀行によると、コロナ禍で学べなくなった子どもたちが、そのまま学習機会を得られないと、今の世界GDP10%相当の経済的なロスにつながるとの予測もあります。一人でも多くの子どもたちの学びにつながるよう、皆さまからの応援をよろしくお願いいたします。
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