【進捗報告】ネパール・寺子屋建設
2021.11.26
ネパール寺子屋プロジェクトは、現在2020年~25年の5ヵ年計画で進められています。
柱となる活動内容は、新型コロナウイルスの影響で増加する中途退学児童生徒またはそのリスクの高い貧困層への学習機会提供と、過去に寺子屋建設をしたことのない地域への寺子屋普及です。
現地政府の要請に基づき、パートナー団体のNRC-NFE(ネパール・ノンフォーマル教育リソースセンター)の調査の結果、次の寺子屋建設は、第1州スンサリ郡・マデサ地域に決まりました。
マデサ地域は、首都カトマンズから飛行機で35分、空港から車で45分の距離にあります。人口は約9600人、約1600世帯が暮らしています。主な産業は農業で、過半数の住民が低所得・低中所得者層です。現地の関係者によると、過去に政府の識字キャンペーンが完了した地域ですが、住民の識字能力は十分でなく、小学校段階の中途退学も課題です。
現地では、寺子屋が完成したら、人びとの暮らしに必要な基礎教育や職業訓練、文化の継承活動などに期待と関心が寄せられています。
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