【活動報告】ネパールからのメッセージ
いつも世界寺子屋運動へのご支援ありがとうございます。
ネパールの家庭内識字クラス学習者から、学んだ感想や日本の皆さまへのメッセージが届いていますので、ご紹介します。
キスマティ・ダーワルさん(45歳)
「私の家族は11人いて、私以外にも文字の読み書きができない家族がいます。
初めてこのクラスに参加して、私は息子から毎日朝晩、お互いの空き時間に勉強を教わりました。内容は、携帯電話の使い方、カレンダーの読み方、時計の読み方、行政サービスの受け方などです。
私から息子には、いつもお祈りしている神様のこと、年長者を敬うこと、私たちの社会が最近失いつつある価値観について教えることができて、喜びを感じました。このように家庭で学ぶ機会を与えていただき、ネパール寺子屋プロジェクトに感謝しています。
他にも村にたくさんいる、私のように読み書きのできない女性たちが、学ぶ機会を得られるよう願っています。」
アスミタ・チョードリーさん(中学1年生)
「一番に、家庭で学ぶ機会を与えてくださった募金者の皆さんに、感謝を伝えたいです。
私の両親はとても貧しい家庭に育ったので、学校に行くことができず、読み書きできませんでした。家庭内識字クラスに参加できて、とても嬉しかったです。
私は両親に、少しでも生活が便利になるように、それぞれの名前の書き方、ネパール語のアルファベット、1から100の数字、簡単な足し算・引き算・掛け算、携帯電話の使い方などを教えました。
そして両親からは、私たちの宗教、伝統文化、お祭り、先祖、農業などの仕事など、たくさんのことを教わることができました。親から学べて幸せに感じました。両親だけでなく近所の人たちにも、読み書きや携帯の使い方を教えました。」
皆さまからのご支援が、たくさんの人びとの学びを支え、希望につながっています。
これからも、世界寺子屋運動への温かいご理解とご協力をお願いします。
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