世界寺子屋運動terakoyaitem

ロハル寺子屋 開所式が行われました

2015.03.06
2015年2月20日(金)、カンボジアで13軒目の寺子屋となるロハル寺子屋の開所式が行われました。
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当日は数百人の村人が集まり、カンボジア政府教育・青年・スポーツ省のハン・チュオン・ナロン大臣をはじめ、UNESCOプノンペン事務所、シェムリアップ州やスヴァイレウ郡、そして日本からも新居浜ユネスコ協会から5名が遠路かけつけ、多くの来賓を迎えて、村を挙げたお祭りのような盛大な式典となりました。
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カンボジアでは公式行事の冒頭、僧侶によるお祈りが行われます。ここでは来賓の方々も皆揃って、お坊さんたちの前にひざまずいて両手を合わせます。そして、カンボジア伝統の音楽と舞踊が祈りと祝福の場に華を添えます。
ハン・チュオン・ナロン教育大臣は祝辞の中で、「皆が平等な教育の機会を得ることは、国の発展に不可欠なものです。寺子屋はカンボジアの子どもたちの未来を担っています」と挨拶すると同時に、「日本の皆さんがカンボジアのために長きにわたり協力してくださっていることに心から感謝します」と述べ、寺子屋が果たす役割への期待を表明しました。
日ユ協連・野口理事長は、「世界寺子屋運動では、カンボジアの発展のために1994年から協力をしてきました。寺子屋は日本とカンボジアの友情と絆の証です」と話しました。
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大臣によるテープカットで大きな拍手があがった。
昨年の準備段階から、12人の寺子屋運営委員をはじめ多くの村人たちが、この寺子屋の完成を心待ちにし、当協会連盟による寺子屋運営に関わるさまざまな人材育成のトレーニングを受けてきました。9月には識字クラス等を含めさまざまなクラスの開始が予定されています。今後は、クラスの開始時期に向けて、職業訓練や収入向上プログラムは何が良いかなど、具体的な活動についての協議が行われます。

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