【活動報告】ネパール寺子屋・小学校クラスのいま
2022.12.14
世界寺子屋運動・ネパール寺子屋プロジェクトの教育活動の最近の様子です。
釈迦の生誕地で世界遺産を擁する南部ルンビニの2郡と、その近隣郡にある寺子屋21軒で、貧困などのため学校に行ったことがない、あるいは学校を途中で退学した子どもたちのため、小学校と同等のクラスを開いています。
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小学校の課程を3年間で学ぶコースで、科目はネパール語、算数、英語、理科、社会の5科目あります。1年次で19クラス377人、2年次で27クラス413人が学んでいます。年齢層は8~14歳の子どもたちです。
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調査によると、1年次で現在学習する377人中、圧倒的多数の202人が学校に行ったことがありませんでした。一方、就学経験がある子どももほとんど(97%)が、基本的な識字能力の基準とされる小学校4年生以下での中途退学者です。社会的地位においても、1/3超となる136人がカースト外のダリット(不可触民)で、最下層に属します。
多くが、もし寺子屋という場所がなければ、教育機会を得ることはおそらく難しかった子どもたちです。
![](https://www.unesco.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/2022-1018-FSP-II-childrens-day-rally-7-1024x768.jpg)
子どもたちは今も、コロナ禍や経済上の不安を抱える中、日々寺子屋で学んでいます。
一人でも多くの子どもたちが、困難な中でも安心して学ぶことができ、将来への希望が持てるよう、世界寺子屋運動へのご支援をよろしくお願いいたします。
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