<カンボジア> 夏に涼しいホテイアオイ製品
2011.07.01
教育文化事業部の木村です。
カンボジアの寺子屋支援地の住民の多くは、農業や漁業で生計を立てています。
洪水や干ばつにより十分な農作物が収穫できず、収入が不安定なため、学校に通えない人たちが多いのが実情です。
支援地のひとつ、トンレサップ湖のチョンクニア村では、村で暮らす女性たちが少しでも安定した収入を得られるように、湖に生えているホテイアオイを使ってバッグなどの製品を作る技術を寺子屋で学び、観光客向けに販売しています。原材料のホテイアオイを湖で刈り取ってから、家の屋根で乾燥させる期間を含むと、完成までに1ヵ月半くらいかかります。
ひとつひとつが手作り。
バッグの大きさやデザインにもよりますが、1個につき2~3日かけて編み上げます。
さまざまなデザインや大きさのバックを作っています。
初めは四角い形ばかりだったバックも、女性たちの発案でさまざまな形やあみこみが工夫され、日々”進化”しています。おかげで今これらの製品は、現地を訪れる観光客に大人気。
寺子屋で技術を学んだ女性たちが、シェムリアップ市内のマーケットやお土産物屋から、たくさんの注文を受けるようになりました。