<ネパール> はじめての学び 寺子屋へ行こう!!
2011.09.22
नमस्ते(ナマステ)。ネパールの寺子屋担当の鴨志田です。
ここは、ネパール南部ルンビニにあるバグワンプール寺子屋。この寺子屋の小学校クラスに通う子ども22名のうち、17人が同じハリジャンという苗字です。年齢は8歳から12歳。ちなみに、先生も同じ苗字。 クラスの名簿
彼らは、カースト制で最も低い位置づけをされ、学校では後ろに席に座らされたり、いじめられたりとさまざまな差別を受けてきました。
でも寺子屋ができて、熱意のある先生による新しいクラスが始まったことで、これまで小学校に通えなかった子どもや公立の小学校を中途退学した子どもが元気に通い、一生懸命学んでいます。子どもたちは週6日、寺子屋まで歩いて通っています。
この寺子屋がなければ、字の読み書きも、計算もできず、学びたいという意欲もなく、ずっと家の手伝いをして、友達もできなかったかもしれません。子どもたちは今でも授業のない時間には水汲み、調理、農作業、弟や妹の世話などさまざまな家事手伝いをしながらも、「勉強する時間もちゃんとある」と答えてくれます。
「将来も勉強を続けたい」多くの子どもがこう言います。種まきや収穫の時期には欠席者が増えることもありますが、子どもたちは寺子屋に通うことをとても楽しみにしています。