牛の飼育テキスト完成!
2012.05.25
寺子屋担当の鴨志田です
アフガニスタン寺子屋プロジェクトで、牛の飼育方法がテキストになりました。
“牛の飼育と識字?” 奇妙に思われるかもしれません。
30年以上にわたる戦争と内戦。15歳以上で読み書きできるアフガニスタン人はたったの28%です。
寺子屋での活動では識字に最も力を入れていますが、せっかく識字クラスで読み書きを学んでも、日常生活で文字を使わなければ、やがて忘れてしまいます。識字クラスの後、このような生活に密着した内容のテキストを通して継続的に学ぶことが重要です。
突然ですが、アフガニスタンでのお肉の価値は、鶏肉(チキン)が一番、続いて羊肉(マトン)、最後が牛肉(ビーフ)です。アフガニスタンの牛はやせ細っていて、そのぞうりのようなステーキはかみ切れないほどかたく、正直言って不味い!
そこでできたのが(?)この牛の飼育テキスト。内容は、牛の飼育の歴史、牛の種類、飼育方法、経済効果、病気、エサなど多岐にわたっています。テキストで牛の飼育を学んだ人々が、美味しい牛乳や肉の生産者になって、収入を増やすことが期待されます。