バングラデシュでミャンマー難民への識字教育を実施
2024.04.11
「ミャンマー寺子屋プロジェクト」は、クーデターの影響で2021年3月以降ミャンマー国内での活動を休止していましたが、2024年2月からはUNESCOダッカ事務所を通じた支援を実施しています。
このプロジェクトでは、バングラデシュ南東部コックスバザールでミャンマーから逃れたロヒンギャの青年を対象に識字教育と技術訓練を実施しています。さらに、難民キャンプ周辺に住むバングラデシュの青年に向けにも技術訓練を提供しています。識字クラスではビルマ語と英語を教え、技術訓練では移動式床屋や手工芸品づくり、大工作業などの訓練を実施しています。
2017年、ミャンマー西部ラカイン州での国軍による大規模軍事介入が発生し、70万以上のロヒンギャの人びとがバングラデシュのコックスバザールに逃れました。現在も約100万人の難民が生活しているとされ、大規模な難民流入から6年以上経過した今でも、ロヒンギャの人びとに対するさまざまな支援が求められています。
引き続き、世界寺子屋運動へのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。