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第8回高校生カンボジアスタディツアー【参加者ニュースレターvol.2】

2024.09.20

  スタディツアー概要

2024年7月29日から8月5日の8日間、公益財団法人かめのり財団との共催で、『第8回高校生カンボジアスタディツアー』を実施しました。

このツアーでは、カンボジアの首都プノンペンやシェムリアップを訪れ、歴史的な拷問施設や処刑場、寺子屋運動の現場での交流を通じて、参加者は平和や人権の重要性について深く学びました。国際連合は、すべての国と人々にとって共通の理想である国際平和を祈念し、毎年9月21日を「国際平和デー」に定めています。

明日9月21日の「国際平和デー」を迎えるにあたりに、Aoi O.さんがカンボジアでの経験を通じて考えた平和への想いをご紹介します。

アンコールワットの前で記念撮影。カンボジアの歴史と文化に触れる貴重な体験を楽しんでいます。

このウェブサイトでは、参加した10名の高校生それぞれが体験した感動や学びをニュースレターとして定期的に配信します。現地での体験や、彼らが伝えたい思いが詰まった内容をぜひお読みください。

前回の記事: ニュースレター Vol.1 – Rioko M.さんの体験を読む

  ニュースレターvol.2

Aoi O.さん(神奈川県立有馬高等学校 / 神奈川県)

Aoi O.さんは、ポル・ポト政権下で多くの命が奪われた拷問施設や処刑場を訪問し、その歴史に深い衝撃を受けました。

ツールスレン虐殺博物館。バリケードに囲まれた建物は、歴史の厳しい現実を今に伝えています。

「人権と自由が守られていることが当たり前のように感じて過ごしている今、その環境を改めて大切にしようと思いました。そして、同じような悲劇を二度と繰り返さないためにも、私たちは自分自身の問題として歴史と向き合っていく必要があると感じました。」(本人ニュースレターより)

笑顔で授業に参加する現地の子どもたち。

50年前という決して遠くない過去に起こった残酷な事実を目の当たりにし、Aoi O.さんは平和教育や命の大切さについて深く考えるきっかけを得ました。彼女の言葉からも、その強い思いがしっかりと伝わってきます。

今回のスタディツアーでは、カンボジアの負の歴史に触れることで、参加者は過去から学ぶことの大切さを感じています。Aoi O.さんもまた、この経験を通じて、歴史を忘れずに自分の人生に活かしていこうという強い決意を抱きました。

ツアーの他の参加者たちのニュースレターも、順次配信されていきますので、引き続きお楽しみにお待ちください。

現地の子どもたちとの交流。笑顔が溢れる時間を過ごしました。

Aoi O.さんのニュースレターはこちらからお読みいただけます。
第8回高校生カンボジアスタディーツアー_ニュースレター_Aoi_O.

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