【活動報告】ネパール寺子屋プロジェクト 衛生の知識や栄養学を学ぶ研修を実施中
2025.04.25
世界寺子屋運動は、現在、カンボジア、ネパール、アフガニスタン、ミャンマー(バングラデシュ国内のミャンマー難民)の4ヵ国で、教育を必要とする人びとにその機会を提供しています。今回は、ネパールでの寺子屋プロジェクトの最新情報をお届けします。
ルンビニでは、新型コロナウイルスの影響を受けた子どもたちに向けた幼稚園クラスや小学校クラスに加え、成人識字クラスや職業訓練を実施しているほか、寺子屋を運営する人びとへの研修にも注力しています。
プロジェクトでは、幼稚園クラスの保護者や小学校クラスの女子生徒を対象とした保健に関する研修も実施しています。研修を通じて、妊娠時に必要な栄養素、子どもの公衆衛生(手洗い、歯磨きなど)、思春期の心身の変化や生理、栄養学などを地域の保健師ら専門家から学んでいます。
また、新型コロナウイルスの影響で事業が中断したことから、2020年から2025年までの予定だった事業を2026年まで延長することを検討しています。対象となる23の寺子屋が運営面でも財政面でも自立できるよう、運営委員への研修や、寺子屋と地方政府の連携強化のための活動に力を入れていきます。

