カンボジアでは、公教育からドロップアウトした子どもたちを対象とした小・中学校クラス、成人向けの識字クラス、就学前の幼稚園クラスなどを通じて、合計977人を支援しています。

今年度は、2023年に一部の寺子屋で開始した中学校クラス（LSEP）で初の卒業生が誕生する重要な年です。LSEPは、寺子屋で2年間修学すると中学校修了資格が得られ、高校進学が可能となるため、子どもたちの選択肢を広げる画期的な試みです。

政府と協力して行っているこのプログラムについて、今後は、生徒たちの満足度や学習成果、進路、公立中学校卒業者との学力の差異などを検証し、他の寺子屋への拡大を検討します。

また、カンボジアでは23軒目となるチュバタトラウ寺子屋が完成し、4月頃に開所式を行う予定です。