2024年度第2回助成金審査会にて新たに4団体の助成を決定
日本ユネスコ協会連盟は、相対的貧困やさまざまな理由で、困難な状況に置かれた日本の子どもたちを対象に、「U-Smile ~みんなでつなぐ子ども応援プログラム」を実施しています。
生活習慣、学習習慣の形成、自己肯定感の醸成など、子どもたちの自尊・自律を促す包括的な支援の推進を目的とし、ユネスコ協会・クラブ等の団体が行う子ども支援の取り組み・活動に対し、活動費用の助成を行っています。
2024年8月の第2回助成金審査会にて厳正な審査を行い、新たに4団体のU-Smileプログラム活動助成が決定しました。
津山ユネスコ協会(岡山県真庭市)
【分野2】 学習支援・生活支援
助成額:2,488,560円 (助成1年目)
・おちあい “おむすび” プログラム
スーパーマーケットのイベントルームにて、基礎学力定着のための学習支援(週1~2回)、食事提供を含めた居場所の提供(週1回)を行う。地域おこし協力隊員や大学生の参加による幅広い学びの機会を提供するほか、「生きる力」育成のための農業体験や、夏季休暇中の「感動体験」も企画・運営する。
蓮田・白岡地方ユネスコ協会(埼玉県蓮田市)
【分野2】感動体験の提供
助成額:500,000円
・「アコヤ貝から世界に1つだけの真珠を取り出そう!」
本助成は、学習支援・居場所支援事業「U-スイミー」のキックオフイベントとして、東京海洋大学igoanユネスコクラブと連携し実施した特別体験イベント、および2025年3月に予定されている地域アーティストと連携した新たなイベントを対象としています。これらを通じて、子どもたちに感動体験と学びの場を提供することを目指しています。
【分野3】 学習支援・居場所支援
助成額:2,377,800円 (助成1年目)
・「U-スイミー ~みんなでつくるこども・若者の居場所~」
小学生から高校生を対象に、週に一度、駅前の行政センターでの学習支援や居場所の提供を行う。ゲーム、工作、映画鑑賞、読書、ボランティア活動、近隣の大学や有資格メンバーによる料理教室を提供。
・地域団体への協働支援
こども食堂や不登校児の居場所、蓮田市や社会福祉協議会との連携を実施。(2024年8月8日、蓮田市と蓮田・白岡地方ユネスコ協会が連携協定を締結)
U-スイミーの詳細については、『U-スイミーって何?』(蓮田・白岡地方ユネスコ協会のサイト)をご覧ください。
高松ユネスコ協会(香川県高松市)
【分野2】感動体験の提供/【分野3】学習支援
助成額:231,800円 (助成1年目、分野2・分野3と併せて)
・ 【分野2】 屋島自然体験学習ツアー
12月に屋島山上交流拠点施設「やしまーる」での屋島自然体験学習ツアーを実施予定。地質学・歴史の学び、新屋島水族館の見学、プロのイラストレーターによる似顔絵ワークショップを通じ、職業理解と感動体験を提供する。
・【分野3】ユネスコ寺子屋サロン
困難な状況にある小中学生を対象に、月1回の実施を週1回に拡充。ボランティア講師による学習支援に加え、学校や日常生活での困りごとの相談にも対応する。
八千代ユネスコ協会(千葉県八千代市)
【分野3】学習支援・居場所支援等による包括教育支援
助成額:2,988,699円(助成1年目)
・ SDGsベース・子どもの居場所ネットワーク
八千代ユネスコ協会がハブとなり、地域のさまざまな活動団体をつなぐ「SDGsベース・子どもの居場所ネットワーク」を展開。「OKAMURA SDGs BASE」を拠点に、子ども食堂、不登校児支援、中高生カフェ、若者の居場所などへの物資や人材の支援を実施。近隣の学校とも連携し、地域のイベントを通じて支援者やボランティアの輪を広げる。
助成プログラムの詳細や募集内容については、こちら(2024年度 U-Smileプログラム活動助成の募集開始のお知らせ)をご覧ください。