第35回 世界遺産委員会がUNESCOパリ本部で開催
2011.06.03
第35回世界遺産委員会が、6月19日から29日までフランスのパリにおいて開催されます。
本委員会はバーレーン王国を議長国とし、委員国はオーストラリア、ロシア、イラク、カンボジアなどを含む21カ国で構成されます。今年は文化遺産29件、自然遺産10件、複合遺産3件、計42件について世界遺産リストへの記載が審議されます。
また、世界遺産条約の締約国であっても世界遺産がなかったバルバドス、ジャマイカ、ミクロネシア連邦、パラオ共和国、コンゴ共和国、アラブ首長国連邦からの申請物件が、今年初めて審議されます。
日本からは「小笠原諸島」(自然遺産:東京都)と「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」(文化遺産:岩手県)が審議される予定で
す。世界遺産リストに登録されると、2007年に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」以来、4年ぶりとなります。
2011年5月現在、世界遺産は合計911件(文化遺産704件、自然遺産180件、複合遺産27件)。世界遺産を保有している国は151カ国にのぼります。