フィリピンの伝統的知識継承プロジェクト
フィリピンの世界遺産活動では、教育の中で世界遺産である棚田を守っていくために必要な伝統的知識を学ぶことを目的として、教材を制作しています。
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伝統的な知識が、いかに世界遺産を保護・継承していくことに重要な意味を持つのかについて、少しでもご理解いただくために本教材からシリーズでクイズを出題します。
この教材は、今年度中に完成を目指しています。
まず、小学校3年生向けの教科書第1章では、イフガオの稲”Tinawon”について学びます。
レッスン1)
Tinawon(ティナウォン)の各部位の名前は、現地語(イフガオ語)でどのように呼ばれているでしょうか。
レッスン2)
ティナウォンは、生きていくのに空気・水・日光が必要です。それぞれの部位は、生きていくためにどのような役割を担っているでしょうか。
伝統的な知識や文化を学ぶことは、世界遺産である棚田とその地域の人びとの伝統的な生活を守っていくことにつながっています。「お米」の文化を大切にしていくことは、日本とも共通しているのではないでしょうか。
次回は、来週木曜の更新予定です。お楽しみに。
レッスン1)の答え
葉(Leaf)→tubu(トゥブ)
穂(Panicle)→lule(ルレ)
茎(Stem)→adol(アドル)
根(Roots)→lamut(ラム)
レッスン2)の答え
Leaf(tubu)・・・・空気と太陽からのエネルギーを吸収します。
Panicle(lule)・・・花や実をつけます。
Stem(adol)・・・・ 葉っぱと根っこの間で水や栄養を運びます。
Roots(lamut)・・・ 土壌から水や栄養を吸収します。