カンボジア・バイヨン遺跡 土の中からナーガ像が出土
この彫像は、ほぼ完全な形でみつかりましたが、表面のところどころに何らかの道具を研ぐために研磨したような痕跡が見つかりました。この周囲から発見された他の石材からも同じく研磨の痕跡が見られることから、遺跡のすぐ近くで石材を切ったり、加工していた工房があった可能性が高いと考えられます。
しかし、今回発見されたナーガ彫像は、装飾の完成度は非常に高いにも関わらず、なぜこうして研磨材として再利用されたのか。おそらくは、もともと寺院に設置されていたナーガ像が何らかの理由で崩落し、その後再設置されることなく研磨材として利用されたと考えられます。
しかし、古代の人々がどのような理由でナーガ像を研磨材として利用したのか、そこにはバイヨン寺院の盛衰の歴史を物語る重要なヒントが隠されているのかもしれません。
今後の調査が期待されます。
【ご寄附方法】
ご寄附いただいた方のお名前を刻んだ銘板をバイヨン寺院近郊に設置させていただきます。
①一口5万円
記念品(ミニチュアのシンハ像かナーガ像)の贈呈と銘板へお名前(横10cm×縦2.5cm)を記載させていただきます。
②一口1万円
銘板へお名前(横7.5cm×縦1.5cm)を記載させていただきます。
お近くの郵便局より下記の口座へお振込みください。
口座番号:00120-5-614933 加入者名:SOSアジア世界遺産
なお、通信欄には次の事項を必ずご記入ください。
・お名前・ご住所・連絡先電話番号・e-mailアドレス
・ご寄附金額および口数(一口1万円もしくは一口5万円のいずれか)
・銘板に記載する氏名をローマ字表記(大文字)でご記入ください。(一口につき1名)
【お問い合わせ先】
日本ユネスコ協会連盟 TEL: 03-5424-1121 e-mail:angkor@unesco.or.jp