第44回(2019年度)みどりの絵コンクール表彰式開催
2019年12月7日東京・九段下にて第44回みどりの絵コンクールの表彰式が行われました。
このコンクールは、公益財団法人三菱UFJ環境財団主催、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟共催、環境省・日本ユネスコ国内委員会・毎日新聞社後援、株式会社三菱UFJ銀行協賛により、地球の将来を担う子どもたちに自然の素晴らしさへの気づきを促すことを目的に実施されています。今年は応募総数25,342点の中から、最優秀賞9点、優秀賞32点、入選349点が選出されました。
・受賞式の様子
式典には全国各地から、最優秀賞受賞者9名が出席し、三菱UFJ環境財団沖原隆宗理事長からお祝いの言葉が贈られました。また、最優秀賞9名の作品に対し、横浜国立大学名誉教授宮坂元裕審査員から、一人ひとりの絵の良い点や工夫して描かれている点等について、心温まる講評がありました。
受賞者は名前を呼ばれると、大きな声で返事をし、賞状と記念品を受け取り、各賞の授与者としっかり握手をして笑顔で席に戻っていきました。
受賞者の代表として、「山の中のおじいちゃんの畑」で毎日新聞社賞を受賞した関西大学初等部6年生の椎木優里さんが喜びのあいさつをしました。
描いた絵は、和歌山県紀美野町のおじいさんの畑に行った時のもので、段々畑や竹林など同じ緑でも色の深さや光の当たり方で少しずつ色が変化することを表すために色使いを工夫し、時間をかけて丁寧に書いたそうです。「絵を描きながら、この畑が私にとってどれだけ大切な風景なのか改めてわかりました。いつまでも畑や山や川を大切にして、この里山の美しい景色を守り続けたいと思いました。そして、この風景や体験を私の子どもや孫にも見せてあげたいと思います。」と締めくくり、会場は大きな拍手に包まれました。
・懇親パーティーの様子
その後、懇親パーティーが開かれ、日本ユネスコ協会連盟の鈴木佑司理事長からもお祝いの言葉が贈られました。
パーティーでは受賞者とその家族とゆっくり交流することが出来ました。その中で、日本ユネスコ協会連盟賞を受賞した武本新太さんの付き添いで来ていたお兄さんも昨年入選していたという嬉しい話をきくことができました。
次回、第45回(2020年度)の「みどりの絵コンクール」の募集については決定次第皆さまにお知らせいたします。