プロジェクト未来遺産

2010年度登録

木曽丸ごと夢作り活動

(きそまるごと ゆめづくりかつどう)

活動概要・エリア

時代の変遷や高齢化に伴い、林業をはじめとする産業が衰退し、古くからの木曽の街道文化が忘れ去られようとしている。木曽川沿いに結ばれた木曽路11宿の未来に向けた継承のために、木曽全域で連帯して活動している。かつて中山道を旅する人たちのために設置された一里塚の調査や説明板の設置をはじめ、中山道の自然景観や樹齢300年の森林の保護活動、御嶽神社(おんたけじんじゃ)の太々神楽(だいだいかぐら)や御嶽信仰等の無形遺産の保護等、木曽地域全体で、総合的に木曽の文化・自然を保全している。

フォトギャラリー

代表者

会長 井原 正登

木曽は、森林面積が93%を占める自然に恵まれた地域です。また、江戸時代の5街道の一つの中山道沿いに3箇所の重要伝統的建造物群保存地区があります。そこで、2007年から、地域の一体化・子どもたちへの継承・地域遺産の保全の三本柱を目的とした「木曽丸ごと夢づくり活動」を開始しました。プロジェクト未来遺産に登録されたことで、地域に暮らす人びとが連携して保全保護活動をするきっかけとなり、永続的な活動となっていくものと考えます。

参加者

30代
S.G.さん

御嶽山の登山道整備は、毎年多くの方が参加されています。登山者の方々に安全に登山していただき、景色を楽しんでもらえたらいいなという思いで登山道整備をさせていただきました。

活動の主な参加者

木曽地域の文化保全に関わる有志、団体、学生、子ども

団体情報

団体名
木曽ユネスコ協会
団体所在地
〒399-6303 長野県塩尻市奈良井492
連絡先
0264-34-3830
リンク先
木曽ユネスコ協会(内閣府NPO法人ポータルサイト内)

団体からのメッセージ

御嶽山の登山道整備を毎年7月2日に行っています。 夏山を迎えるにあたって、多くの登拝や登山の方々の安全安心を願い実施しています。御嶽山の噴火後、登山規制の状況下にあっても、この登山道整備を毎年継続してきました。 今後も継続することが、木曽地域に暮らす私どもの役割です。 登山道整備にご協力いただける方は、是非当協会にお問い合わせください。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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