2011年度登録
ニッポンバラタナゴを守る伝統的な溜池浄化法“ドビ流し“の継承
(にっぽんばらたなごをまもる でんとうてきなためいけじょうかほう どびながしのけいしょう)
ふれあい池のドビ流し実施
活動概要・エリア
ニッポンバラタナゴは大阪府、奈良県、香川県の溜池および九州北部の用水路など一部の水域のみに生息する希少淡水魚である。大阪府八尾市高安地域では、かつて、溜池の水を利用した花卉栽培と稲作が活発に行われ、毎年農閑期には伝統的な水循環管理方法である池干し(“ドビ流し”)が実施されていた。このプロジェクトは、ニッポンバラタナゴとその産卵床となる淡水二枚貝のドブガイが、自然繁殖できる水環境を再生するための伝統的な農業管理方法“ドビ流し”と、高安地域の生物多様性を次世代へ継承することを目的としている。
フォトギャラリー
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代表者の声
代表 松浦 義彦
伝統的な農業水管理方法である”ドビ流し”(池干し)がプロジェクト未来遺産に登録されたことで、多くの地域住民や大学生、および子どもたちが”ドビ流し”に参加してくれるようになり、ニッポンバラタナゴ(キンタイ)の保護活動がさらに認識されて、促進されるようになった。
参加者の声
中学3年
M.U.くん
私はドビ流しに参加して、ため池に予想以上の数や種類の生物がいることに驚きました。ニッポンバラタナゴの他に、フナやメダカといった大小の魚、ドブガイやタニシなどいろいろな生物がたくさんいたのです。生物多様性を感じられる行事でした。
活動の主な参加者
地域の大学生と子どもたち
団体情報
- 団体名
- NPO法人ニッポンバラタナゴ 高安研究会
- 団体所在地
- 〒581-0872 大阪府八尾市郡川4-28
- 連絡先
- リンク先
- NPO法人ニッポンバラタナゴ 高安研究会HP
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