プロジェクト未来遺産

2011年度登録

天神崎の自然の維持と環境教育の推進

(てんじんざきのしぜんのいじと かんきょうきょういくのすいしん )

活動概要・エリア

天神崎は和歌山県田辺市の市街地に隣接した景勝の地である。1974年、この天神崎の丘陵地に別荘建設の計画がおき、市民有志で「天神崎の自然を大切にする会」が結成され、人びとに寄付金を募り別荘予定地を買い取る運動を展開し、別荘予定地の取得にこぎつけた。以来、天神崎一帯の森林を中心に土地の取得を進め、保全地とするとともに、海岸や海底の清掃活動や子どもたちをはじめ多くの人びとに理解を深めてもらうための自然観察教室や自然学習を実施している。

フォトギャラリー

代表者

代表理事 野口 健三

自然観察に来た人々(子どもや大人も)や講演の機会に、このプロジェクト未来遺産の活動のことを紹介している。また、植樹や清掃活動にも一般参加があり、その方々にも紹介している。その結果、本会の活動趣旨や活動内容に共感していただくことになり、活動の一層の推進の上で大変ありがたく思っている。 さらに、2021年度わかやまユネスコ・コングレスにおいても、プロジェクト未来遺産がとり上げられ、本会が約1時間、取り組みを紹介した。

参加者

小学4年生
N.E.くん(感想文より一部抜粋)

りん海学校で天神崎に行きました。天気が良く、しおがひいていたので、磯観察をすることができました。一番印象に残ったのは、ニセクロナマコです。通常のナマコとちがい、周りから強いしょうげきを受けると、まず、べとべとした内ぞうを出すのを見ました。それでも生きているのは、すごい生命力だなと思いました。

活動の主な参加者

県内外の自然に関心のある方々、学校の環境学習で来る子どもたち また、関西広域連合による自然観察教室参加者(京阪神)

団体情報

団体名
公益財団法人 天神崎の自然を大切にする会
団体所在地
〒646-0050 和歌山県田辺市天神崎5-17
連絡先
0739-25-5353
リンク先
公益財団法人 天神崎の自然を大切にする会 HP

団体からのメッセージ

SDGsが盛んに報道されていますが、私たちはささやかながら天神崎の自然を大切にする活動を続けて、もう50年近くになります。 磯の自然観察は、春~夏の干潮時がいい時期です。また、年4回の清掃には大阪などから多くの方々に協力していただいています。近隣の皆様方の参加を希望しています。皆さんお誘い合わせてお越しください。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

mail magazine