2015年度登録
絶滅危惧種イトウ(サケ科)北海道尻別川個体群の復元活動
(ぜつめつきぐしゅいとう(さけか) ほっかいどうしりべつがわこたいぐんの ふくげんかつどう)
尻別川の野生イトウ(©足立 聡)
活動概要・エリア
近年の環境破壊などの影響で、激減した絶滅危惧種イトウの保護活動。尻別川オリジナルの遺伝子を引き継ぐ人工孵化稚魚の自然界への「再導入」や、河川横断建造物への魚道敷設、環境教育活動等を通じて、尻別川流域の生物多様性の象徴であるイトウの個体群の復元を目指している。
フォトギャラリー
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代表者の声
会長 吉岡 俊彦
絶滅に瀕しているイトウ尻別川個体群=オビラメの復元に向け、国際自然保護連合「再導入と保全移植の指針」(2013)など、国際基準のハードルを自らに課して実績をあげてきたことを評価いただき、自信を深めることができました。登録後にちょうだいした助成金は、当会の尻別イトウ親魚畜養施設「有島ポンド」(ニセコ町有島記念公園内)の運営経費などとして、たいへん貴重な財源となりました。
参加者の声
57歳
平田 剛士(オビラメの会幹事)
1996年のスタート時から活動に参加しています。このままでは絶滅してしまうと危惧されていた尻別イトウでしたが、25年をかけて個体数を上向かせるところまでこぎつけました。ボランティアによる生態系復元のモデルになる快挙だと思います。
活動の主な参加者
尻別川流域自治体の住民、流域外住民、研究者ほか
団体情報
- 団体名
- 尻別川の未来を考えるオビラメの会
- 団体所在地
- 〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町ニセコ315-198
- 連絡先
- 090-8279-8605
- リンク先
- 尻別川の未来を考えるオビラメの会 HP
- SNS