2022年度登録
大東太鼓~北大東島の子どもたちが伝える開拓の文化~
(だいとうだいこ ~きただいとうじまの こどもたちがつたえる かいたくのぶんか~)
国立劇場おきなわでの演奏
活動概要・エリア
沖縄本島の東方約360kmに位置する周囲13.52kmの小さな島に、八丈島からの開拓者によって持ち込まれた八丈太鼓。北大東島の大東太鼓は、この伝統的な八丈太鼓に、和太鼓奏者 林英哲氏の現代的な太鼓が加わったことで、独自の演奏スタイルの大東太鼓として花開いた。
島内には大人の指導者がいないため、最上級生である中学3年生が下級生を指導することで、子どもから子どもへと技術が継承されている。幼稚園から中学生までの子どもたちによって繰り出される力強い太鼓の演奏は、村の行事や祭事には欠かせない存在となっており、村をあげて子どもたちを応援することで住民の誇りと一体感を生み出している。
フォトギャラリー
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代表者の声
会長 大城 勝彦
北曙会では、憧れや誇りを抱きこれまでの練習に励んできたと感じております。又、定期的に奏者の方々を招聘し、指導して頂き共に演奏することで技術面や精神面においても充実した活動となっております。今後も伝統を継承しつつ新たな歴史・文化の創造に向かって邁進していきます。
参加者の声
副会長
仲村 京子
今回プロジェクト未来遺産2022に登録されて、中学生たちが年下の子たちに技術を教え、日々の練習を重ねて大きくなったらまた年下の子たちに教える、そのような継承の形が100年も続いていく文化として評価を頂いたことに大変うれしく思います。開拓120周年の歴史を伝える文化として今後も継承していけるよう努めて参ります。
中学3年生
N.S.さん
たくさんの舞台で演奏を重ねるうちに、強い自信を持てるようになりました。また、演奏中においてはみんなの心が一つになっていると感じています。
活動の主な参加者
地域の小学生から中学3年生、OB・OGの皆さん