2023年度登録
歩こう子どもたち!~未来につながる「備中とと道」~
(あるこうこどもたち!~みらいにつながる「びっちゅうととみち」~)
瀬戸内丘陵群地帯を行く
活動概要・エリア
「備中とと道」とは、明治から昭和初期にかけ、瀬戸内海沿岸の笠岡市金浦から新鮮な魚を吉備高原山中の吹屋まで、屈強な魚仲仕(うおなかせ)が夜掛けのリレー方式で運んだ南北約60㎞にわたる山道である。近代化によりこの道は使命を終え、森の中に放置されたが、「備中とと道トレイル推進協議会」の前身団体や地元の個人らによる膨大な作業の末、2017年に1本の道を同定した。この復元した道を「歩く遺産」として後世に残すため多様な活動を展開している。定期的な草刈り、沿道の歴史、文化、自然に触れるトレイルウォーク大会の開催や地元の学校での出前授業、道標整備、ガイドブックの発行等、沿道地域の歴史文化や暮らしの記憶を発掘し、次世代へ継承している。
フォトギャラリー
クリックで画像が拡大します。
代表者の声
備中とと道トレイル推進協議会
会長 小見山 節夫
2017年に私たちは、明治〜昭和初期にかけて、駅伝方式で瀬戸内海から60km北方の吹屋まで鮮魚を12時間で運んでいた道・通称「とと道」を深い森の奧で発見しました。それをきっかけに沿道の諸情報を頼りに一本の歩く道として特定、整備しました。その活動がこのたび「プロジェクト未来遺産」として登録され、大きな感動と使命感を感じています。今後はここを舞台に、地域の歴史・文化・自然遺産の継承、沿道市町村間の連携による地域の活性化、子どもたちの郷土愛の育成に力を尽くしていきます。
参加者の声
成羽小学校6年生
(感想文より抜粋)
今度とと道を歩くときは60kmすべて歩きたいと思っている。とと道について調べ、どんな歴史があったか知りたい。
成羽小学校6年生
(感想文より抜粋)
歩くのはしんどかったけどきれいな景色も見れた。昔の人はそれを見ながら歩いていたのがしんどそうでいいなと思った。
成羽小学校6年生
(感想文より抜粋)
とと道をあるいてみて私は沢山の人々が協力してとと道を復活していてすごいと思った。吹屋まで歩いてみたい。
活動の主な参加者
周辺地域住民、児童、学生、とと道に興味がある人
団体情報
- 団体名
- 備中とと道トレイル推進協議会
- 団体所在地
- 岡山県小田郡矢掛町中1208-1(事務局長)
- 連絡先
- 080-3390-6935(事務局長)
- リンク先
- 備中とと道トレイル推進協議会HP