プロジェクト未来遺産

2024年度登録

小鹿野歌舞伎継承プロジェクト

(おがのかぶきけいしょうぷろじぇくと)

活動概要・エリア

小鹿野歌舞伎(県指定無形民俗文化財)は、江戸時代後期に江戸歌舞伎がこの地域に伝えられたのが始まりとされ、それ以降、町内6地域に伝承されている。山車(だし)に張出を設けた「屋台歌舞伎」や、役者のみならず、三味線、衣装、鬘の手入れなどの裏方も全て自前で揃えているのが特徴。

小鹿野歌舞伎保存会では、6地域の神社祭礼に奉納する際の演技指導や道具・音楽などの協力のほか、芸能祭や国内外での上演、地元小中学校や「子ども歌舞伎」での指導、裏方養成講座の開催など、氏子以外にも歌舞伎の型・演目の正確な伝承と後継者の育成に努めている。多くの町民が歌舞伎経験者で、若手も指導者を担うといった持続的な体制を整え、「歌舞伎のまち」として民俗芸能の継承が進められている。

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代表者

小鹿野歌舞伎保存会
会長 堀口 武治

およそ230年前に江戸から秩父・小鹿野にもたらされた歌舞伎を町中で受け継いでいます。私たちの活動が地域づくりに役立つことを願っています。保存会を作って50年が経ちましたが、時代の変化に合わせて継承していくには困難なこともあります。全国各地で伝統文化を受け継いでいる方々と一緒に未来へ良い形で受け継ぐ方法を考えていきたいと考えています。

参加者

小学校6年生
A.N.さん

セリフは難しいけれど、役になりきって演じたらその役に生まれ変わったような気がして楽しいです。

小学校5年生
F.M.さん

歌舞伎のかつらが重かったり、舞台にのぼるのが大変だったけどいい経験になりました。

小学校4年生
A.S.さん

曽我五郎の役は、男っぽい役で、大へんだったけど、練習をしてがんばりました。

団体情報

団体名
小鹿野歌舞伎保存会
団体所在地
埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野167-1(小鹿野文化センター)
連絡先
0494-75-0063(小鹿野文化センター)
リンク先
小鹿野歌舞伎ホームページ
小鹿野歌舞伎(小鹿野町ホームページ)

団体からのメッセージ

小鹿野歌舞伎は小鹿野町内6地域に伝承され、小鹿野歌舞伎保存会をはじめ子ども歌舞伎や奈倉女歌舞伎、小中学校の歌舞伎授業など伝承団体も多く、定期的には3・4・5・10・11・12月など年に十数回上演されています。どうぞ「花と歌舞伎と名水のまち・おがの」で歌舞伎をご覧下さい。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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