自らの命を守り抜くために主体的に考え、行動することのできる児童を育成する。
橋本市立信太小学校
活動に参加した児童生徒数/6学年3人
活動に携わった教員数/4人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/200人
実践期間2018年5月7日~2018年3月15日
活動のねらい
本校では、これまでも避難訓練や防災訓練を定期的に行ってきた。しかし、活動そのものが、点としての活動に終始しており、面として系統的に進められていない現状があった。自ら考え、判断し、行動でき、自ら生き抜く児童を育成するには、カリキュラムの見直し等を行い、ねらいを明確にした取組が必要であると考える。
また、地域が少子高齢化になるなかで、今後の地域の防災活動をどう進めるか等についても課題である。児童が持続可能な社会づくりの担い手として、学校で学習したことを地域や家庭に発信していくことで、これらの課題解決をめざすとともに、児童自らの防災意識の向上や主体的に行動できる力の育成を図りたい。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
①地震そのものを理解し、過去の地震や災害について知る。
②防災キャンプ等の体験活動を通じ、生き抜くための必要な技能を身につける。
③校区内の危険箇所を調べ、防災マップ作成を行う。
④自分たちでできることを考え、家庭や地域に発信する。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
〇自校の実践:気仙沼市防災シートの活用をし、本年度の防災教育計画の見直し、防災マップ作成、非常持ち出し袋の用意等を行った。
〇変更・改善点:カリキュラムを見直すことで、活動が系統的なものに変わり、地域を巻き込みながら地域とともに防災を考えることができた。また助成金の活用で、防災キャンプ等のよりリアルな体験活動ができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・新学習指導要領、ESDの視点で、防災教育を位置づけることにより、「防災教育を通した生きる力の育成」や「持続可能な社会の構築」について意識的に取り組むことができた。
・気仙沼市防災シートを活用し、防災カリキュラムを改善することで、災害や防災についての学びを系統的に進めることができ、防災学習をより深めることができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・災害発生のメカニズムや校区内の起こりうる災害等について理解することができた。(知識・理解)
・自分たちの地域の探検や防災マップ作成等により、災害時の未知なる状況においての判断力、問題解決能力を高めることができた。(判断力、対応力)
・防災の学びを通して、災害と自分との関係性に気づかせ、当事者意識をもって減災や持続可能な地域づくりに向けて取り組む態度を育むことができた。(態度)
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教師が地域を歩いて回ったり、地域の方等様々な人から話を聞いたりすることにより、地域をより詳しく知ることができ、地域や関係機関とのコミュニケーションを深めることができた。
・学校での防災の学びを家庭や地域に広げることで、保護者や地域の防災に対する意識も深まった。
・「防災キャンプ」「信太小学校秋季運動会」を地域とともに実施し、「地域とともにある学校づくり」を推進することができ、地域住民同士の交流も深まった。
・また、和歌山大学や市危機管理室との連携も深まり、今後の相互連携した防災学習をするステップとなった。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
〇教訓:学習指導要領に基づいたカリキュラムへの位置づけ、地域との積極的なコミュニケーションによる協働、
三種の神器(カリキュラム作成、システム構築、ガバナンス)の重要性
〇課題:小中一貫した9年間のカリキュラム作成、教職員・保護者・地域における防災に対する当事者意識の高揚、
それぞれの果たすべき防災取組の明確化、ガバナンスの認識と行動化(市教委へのアプローチ)
①地震そのものを理解し、過去の地震や災害について知る。
②防災キャンプ等の体験活動を通じ、生き抜くための必要な技能を身につける。
③校区内の危険箇所を調べ、防災マップ作成を行う。
④自分たちでできることを考え、家庭や地域に発信する。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
〇自校の実践:気仙沼市防災シートの活用をし、本年度の防災教育計画の見直し、防災マップ作成、非常持ち出し袋の用意等を行った。
〇変更・改善点:カリキュラムを見直すことで、活動が系統的なものに変わり、地域を巻き込みながら地域とともに防災を考えることができた。また助成金の活用で、防災キャンプ等のよりリアルな体験活動ができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・新学習指導要領、ESDの視点で、防災教育を位置づけることにより、「防災教育を通した生きる力の育成」や「持続可能な社会の構築」について意識的に取り組むことができた。
・気仙沼市防災シートを活用し、防災カリキュラムを改善することで、災害や防災についての学びを系統的に進めることができ、防災学習をより深めることができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・災害発生のメカニズムや校区内の起こりうる災害等について理解することができた。(知識・理解)
・自分たちの地域の探検や防災マップ作成等により、災害時の未知なる状況においての判断力、問題解決能力を高めることができた。(判断力、対応力)
・防災の学びを通して、災害と自分との関係性に気づかせ、当事者意識をもって減災や持続可能な地域づくりに向けて取り組む態度を育むことができた。(態度)
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教師が地域を歩いて回ったり、地域の方等様々な人から話を聞いたりすることにより、地域をより詳しく知ることができ、地域や関係機関とのコミュニケーションを深めることができた。
・学校での防災の学びを家庭や地域に広げることで、保護者や地域の防災に対する意識も深まった。
・「防災キャンプ」「信太小学校秋季運動会」を地域とともに実施し、「地域とともにある学校づくり」を推進することができ、地域住民同士の交流も深まった。
・また、和歌山大学や市危機管理室との連携も深まり、今後の相互連携した防災学習をするステップとなった。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
〇教訓:学習指導要領に基づいたカリキュラムへの位置づけ、地域との積極的なコミュニケーションによる協働、
三種の神器(カリキュラム作成、システム構築、ガバナンス)の重要性
〇課題:小中一貫した9年間のカリキュラム作成、教職員・保護者・地域における防災に対する当事者意識の高揚、
それぞれの果たすべき防災取組の明確化、ガバナンスの認識と行動化(市教委へのアプローチ)
活動内容写真
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活動において工夫した点
〇学校が閉校するなか、地区公民館が主となり、信太地区が防災キャンプと運動会を併せて防災運動会として位置づけ今後も継続させる計画ができあがった。地域住民の防災意識の高揚及び地域コミュニティの交流による今後の地域づくりが期待される。
〇毎月開催される信太地区区長会に学校長が毎回出席し、防災活動の内容や今後の方向性について協議した。
資料ダウンロード
資料なし