
地震や土砂災害の時から身を守ろう~アサンプション国際小5年生からの発信~
学校法人聖母被昇天学院
アサンプション国際小学校
活動に参加した児童生徒数/5 学年 62 人
活動に携わった教員数/6人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/保護者・地域住民・その他(箕面ユネスコ協会、大山自然塾) 10人
実践期間2024年6月1日~2025年3月31日
活動のねらい
① 本校は、有馬高槻断層帯が近くにあり、近年では2018年に大阪北部地震を経験している。また、学校の敷地の北側には箕面山一帯の山々があり、大雨発生時には土砂災害の危険性が高い。災害は身近なところでも起こる可能性があることと、いつ起こるかわからないことを意識させ、減災の観点より、起こってしまったときに冷静に対応する力を養う。
② 5年生を中心に活動を進めることで、次年度6年生になったときに、最高学年として低学年の先頭に立ち率先して減災に向けて取り組む姿勢を身に着けさせる。また、考えをアウトプットして、自分事として捉えさせる。
③ 震災のときには断水になる可能性がある。そこで普段、当たり前のように使用できる水についての大切さを知るとともに、世界の現状なども学び、自分ができることについて考えるきっかけを作る。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
5月 大阪ガスによる出前授業(地球温暖化について学ぶ)
6月 ボトルアクアリウムを作成し、水質について考える(理科)
7月 水耕栽培をおこなっている農園を社会見学し、水について学ぶ(社会科)
8月 ユネスコ学びの共同体に参加し、石川県へ合宿に行き、現地を視察したり現地の学生と交流(希望者)
9月 防災訓練(火災を想定)、関西電力株式会社による出張授業(環境・エネルギー)
10月 学院全体(幼小中高)避難訓練(地震を想定)、自然教室(鳥取県大山)にて大山自然塾の研修を受け、大山の水の恵みと水についての世界の現状を学ぶ
11月 学習発表会で水をテーマに学んできたことについて児童全体および保護者に発表
12月 箕面ユネスコ協会による出前授業(SDGsについて)
1月 箕面ユネスコ協会による出前授業(減災教育について)、「地震に備えよう」をテーマにニュース番組づくり(社会科)、ニュース番組から得た知識や情報を2年生にプレゼン、「かぜの電話」の読み聞かせ(社会科、国語科)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
まず、自然災害により多くの悲しみが生まれていることを目の当たりにし、自然災害はどこの地域に住んでいても起こりうることであることを再認識することができた。また、児童一人ひとりが自分事として防災意識を持つことが減災につながることを9月の研修会等を通じて確認した。今までも色々と防災に向けた活動はしているものの、それぞれの活動が点でしかなかったが、今回の助成金をいただけることで、体系的に児童に減災意識を持たせる計画を考えることができたことが自校の活動の大きな改善点となった。次年度が最高学年となる現5年生を中心に、1年間の活動を通じて自然災害についての意識付けや,本校では世界で活躍する人材育成にも力を入れていることから、世界からみた水について考え、日本という国がいかに恵まれた環境にあるのかについて知り、スクールモットーの一つである隣人愛の意識をより強くする取り組みを可能なものとした。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
助成金の活用方法を考えるにあたり、体系的な年間計画を考えることができた。また、「減災」という一つのキーワードに着目したプログラムを考えることができたことが、児童の減災意識を高め、学校としても大きな成果となった。また、1月29日には、2年生に対して、今までの体験をインプットするだけではなく、学んだことをアウトプットする取り組みを行った。阪神淡路大震災の過去のニュースから教訓を学び、地震の怖さや減災の取り組みなどを低学年の児童に伝えることができた。このことにより、2年生にとっては減災の意識だけではなく、姉妹学級である5年生のお兄ちゃんお姉ちゃんが、学校では守ってくれるという安心感を同時に持ってもらうことができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
減災教育においては、自分事として考えることを児童一人ひとりが意識することができたように感じる。11月に近隣の住宅で残念なことに火災が発生し、煙が学校の敷地内にも入ってきたことで、訓練ではなく、体育館に避難をすることが起こった。その時にも、子どもたちは冷静に判断し行動することができた。また、教室に戻るまで体育館で待機をすることとなったが、トイレなど、上級生が下級生をサポートする場面も見られ、実際の場面で、子どもたちがそれぞれの意思で行動する姿を見て、学びが実生活の中で生かされていると感じることができた。また、震災時に水はとても貴重なものとなるが、助成金の活用により、奥大山への宿泊行事の中で、より専門的に、水についてのプログラムを取り入れることができ、貴重な水についても知見を増やし、後日行われた学習発表会の場で、得られた成果を学年全体が協力をして発表することができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
これからの未来を生きていく子どもたちにとって、持続可能な社会を作っていくためには、一人ひとりが自分事として、自らの考えを持つことにあると考えられる。今回の減災活動・プログラムを通して、子どもたちにより強く、将来について考える機会を持ってもらえることができたと考えられる。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
自然災害は本当にいつ起こるかわからない。「備えあれば憂いなし」というように、とっさの判断が必要になるときに、多くの選択肢の中から最適な手法を選択することができるために、多くの知識と経験を持つことはとても大切であることを今回教訓として学ぶことができた。また、危機に陥ったときに、お互いにコミュニケーションを取り、ともに助け合おうという気持ちを持つことが、減災につながることも学ぶことができ、課題も見えてきた。日本に住んでいると、身の回りに物があふれていて、無意識に不自由しない生活を送っているように感じる。世界に目を向け、今の当たり前の生活に感謝する気持ちを育むことができれば、お互いを大切にし、助け合う気持ちも高まり、実際に災害が起きた時にも、減災教育の取り組みが活かされるのではないかと考えられる。※写真や画像、補足資料などがある場合は添付してください。写真は別途元データ(JPEG)もご提供ください。
5月 大阪ガスによる出前授業(地球温暖化について学ぶ)
6月 ボトルアクアリウムを作成し、水質について考える(理科)
7月 水耕栽培をおこなっている農園を社会見学し、水について学ぶ(社会科)
8月 ユネスコ学びの共同体に参加し、石川県へ合宿に行き、現地を視察したり現地の学生と交流(希望者)
9月 防災訓練(火災を想定)、関西電力株式会社による出張授業(環境・エネルギー)
10月 学院全体(幼小中高)避難訓練(地震を想定)、自然教室(鳥取県大山)にて大山自然塾の研修を受け、大山の水の恵みと水についての世界の現状を学ぶ
11月 学習発表会で水をテーマに学んできたことについて児童全体および保護者に発表
12月 箕面ユネスコ協会による出前授業(SDGsについて)
1月 箕面ユネスコ協会による出前授業(減災教育について)、「地震に備えよう」をテーマにニュース番組づくり(社会科)、ニュース番組から得た知識や情報を2年生にプレゼン、「かぜの電話」の読み聞かせ(社会科、国語科)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
まず、自然災害により多くの悲しみが生まれていることを目の当たりにし、自然災害はどこの地域に住んでいても起こりうることであることを再認識することができた。また、児童一人ひとりが自分事として防災意識を持つことが減災につながることを9月の研修会等を通じて確認した。今までも色々と防災に向けた活動はしているものの、それぞれの活動が点でしかなかったが、今回の助成金をいただけることで、体系的に児童に減災意識を持たせる計画を考えることができたことが自校の活動の大きな改善点となった。次年度が最高学年となる現5年生を中心に、1年間の活動を通じて自然災害についての意識付けや,本校では世界で活躍する人材育成にも力を入れていることから、世界からみた水について考え、日本という国がいかに恵まれた環境にあるのかについて知り、スクールモットーの一つである隣人愛の意識をより強くする取り組みを可能なものとした。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
助成金の活用方法を考えるにあたり、体系的な年間計画を考えることができた。また、「減災」という一つのキーワードに着目したプログラムを考えることができたことが、児童の減災意識を高め、学校としても大きな成果となった。また、1月29日には、2年生に対して、今までの体験をインプットするだけではなく、学んだことをアウトプットする取り組みを行った。阪神淡路大震災の過去のニュースから教訓を学び、地震の怖さや減災の取り組みなどを低学年の児童に伝えることができた。このことにより、2年生にとっては減災の意識だけではなく、姉妹学級である5年生のお兄ちゃんお姉ちゃんが、学校では守ってくれるという安心感を同時に持ってもらうことができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
減災教育においては、自分事として考えることを児童一人ひとりが意識することができたように感じる。11月に近隣の住宅で残念なことに火災が発生し、煙が学校の敷地内にも入ってきたことで、訓練ではなく、体育館に避難をすることが起こった。その時にも、子どもたちは冷静に判断し行動することができた。また、教室に戻るまで体育館で待機をすることとなったが、トイレなど、上級生が下級生をサポートする場面も見られ、実際の場面で、子どもたちがそれぞれの意思で行動する姿を見て、学びが実生活の中で生かされていると感じることができた。また、震災時に水はとても貴重なものとなるが、助成金の活用により、奥大山への宿泊行事の中で、より専門的に、水についてのプログラムを取り入れることができ、貴重な水についても知見を増やし、後日行われた学習発表会の場で、得られた成果を学年全体が協力をして発表することができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
これからの未来を生きていく子どもたちにとって、持続可能な社会を作っていくためには、一人ひとりが自分事として、自らの考えを持つことにあると考えられる。今回の減災活動・プログラムを通して、子どもたちにより強く、将来について考える機会を持ってもらえることができたと考えられる。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
自然災害は本当にいつ起こるかわからない。「備えあれば憂いなし」というように、とっさの判断が必要になるときに、多くの選択肢の中から最適な手法を選択することができるために、多くの知識と経験を持つことはとても大切であることを今回教訓として学ぶことができた。また、危機に陥ったときに、お互いにコミュニケーションを取り、ともに助け合おうという気持ちを持つことが、減災につながることも学ぶことができ、課題も見えてきた。日本に住んでいると、身の回りに物があふれていて、無意識に不自由しない生活を送っているように感じる。世界に目を向け、今の当たり前の生活に感謝する気持ちを育むことができれば、お互いを大切にし、助け合う気持ちも高まり、実際に災害が起きた時にも、減災教育の取り組みが活かされるのではないかと考えられる。※写真や画像、補足資料などがある場合は添付してください。写真は別途元データ(JPEG)もご提供ください。
活動内容写真
自然教室でのフィールドワーク
学習発表会の様子
箕面ユネスコ協会の出前授業

自然教室でのフィールドワーク

学習発表会の様子

箕面ユネスコ協会の出前授業
活動において工夫した点
小学生ということもあり、経験値や知識は多いものではない。そのため、まずはあらゆる観点から、環境や防災、減災について「知る」そして「経験する」ということを意識した。教師だけが話をするのではなく、より専門的な方や豊富な経験をお持ちの方からお話を伺う機会を多く設けた。それにより、より深く、そして真剣に話を聞くことができ、自分事として捉えてもらうようにアプローチすることができた。また、5年生は2年生にニュースをプレゼンするミッションに挑戦した。ここでは、低学年の児童に、わかりやすく伝えるためにどのように表現したら伝わるのかを真剣に考え、多くの資料に目を通すことを通して、さらなる興味関心を持つことができた。また、それ以上に災害が起きたときに必要なお互いに助け合う気持ちや児童間での信頼関係が深まった