
「自分の命は自分で守る」力の育成~自分の笑顔,家族の笑顔,地域の笑顔を守る~
呉市立昭和北小学校
活動に参加した児童生徒数/全学年 558人
活動に携わった教員数/42人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/保護者・地域住民・その他(呉市消防局,呉市危機管理課) 約400人
実践期間2024年7月1日~2024年10月31日
活動のねらい
本校では,西日本豪雨災害時,河川の氾濫により,店舗に土砂が流れ込んだり,土砂崩れによる被害があったりした。その影響で道路が遮断されるなど,生活面でも大きな影響があった。しかし,災害から6年が過ぎた現在の子供たちは災害の記憶が薄れ,あるいはまったく覚えていない年齢になっており,災害の風化が懸念されている。防災に対する知識を身に付けることはもちろんであるが,実際にその身に付けた知識を活用し,自分で考えて行動することができる児童を育成することをめざした防災教育を進めていく。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
「北小防災フェスティバル」
日時:令和6年10月31日(木) 5・6校時
場所:運動場・体育館(6年),家庭科室・ピロティ(5年),各教室(1~4年),煙中体験
発表内容:・1年→防災ダックの体験,掲示・2年→新聞紙スリッパの作り方レクチャー・3年→ポスターセッション
・4年→防災グッズの紹介・5年→炊き出し・6年→避難所,救助活動体験(簡易ベッド・テント設営など)
・ひまわり→防災学習で取り組んだことの展示・煙中体験→昭和分署の消防士による煙中体験
※縦割り班48班を3グループに分け,発表するグループと各発表ブースを見て回るグループに分かれ,交代で各学年の発表を見て回ったり,実際に体験したりする。地域公開及び参観日を兼ね,地域及び保護者にも参加してもらう。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・助成金の活用
防災リュックや防災テントの購入により,児童が実際に実際に体験することが可能となった。また,炊き出しの材料を購入することができ,自分たちで作ったお米とあわせて,炊き出しを行うことができた。
・児童からの発案を生かして
北小防災フェスティバルに合わせて防災ソング及び防災キャラクターを設定したいとの声が児童から上がり,代表委員会で話合いを行い,防災ソング及び防災キャラクターを作成した。出来上がったキャラクターの「サイガ―」を缶バッチにして児童に配付し,ランドセルに付けるなどして,日頃の防災意識を高めた。
・被災された方の話を聞く
防災の学習を進める中で,懸念される災害の風化から,災害を「自分事」としてとらえ,「当事者意識」をもつことが必要であると考え,実際に被災された元教員の方に,5,6年生を対象にして,体験談を語っていただいた。
・学習の記録の蓄積
各学年で取り組んだ学習内容をそれぞれが整理し,電子データとして保存した。これにより,次年度以降の取組の際の参考にすることができるとともに,連携が可能な関係機関や人も記述しておくことで継続した取組にすることができる。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・他の教科等の関連等,カリキュラムマネジメントの視点に立ち,全ての教育活動が,「自分の命は自分で守る」防災教育に結びつくことを教職員が意識して児童に指導することができた。
・これまでは,各学年がそれぞれ防災教育に取り組み,学校全体で系統性等をあまり意識できていなかったが,今回の取組を通して,各学年の取組を理解し,次年度以降に向けて系統的な学習プログラムへと改善していく視点をもつことができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災の学習を進める中で,地域の様子や過去の災害について知ることができた学年だけでなく,各学年の発表から全校でそのことを共有することができた。また,発表することを通して,災害から身を守るために必要な知識・技能を身に付けることができた。
・それぞれの発達段階に応じた取組により,自ら問いを見い出し,その解決に向けて追究する力を高めることができた。また,実際に災害が起こったときに,適切な意志決定と行動する力を身に付けることができた。
・自分たちの取組だけでなく,他の学年の取組を知ることを通して,防災・減災に関する様々な課題に関心をもつとともに,地域の方々とのかかわりの中で,主体的に安心で安全な社会づくりに貢献しようとする思いを高めることができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・地域の昭和自主防災,女性会,社会福祉協議会,呉市危機管理課,呉市消防局西消防署昭和分署など多くの関係機関等と事前の学習段階から積極的に連携し,防災フェスティバル当日も,サポートしていただくことができた。地域のいろいろな組織と学校とをつなぎ,地域と連携して防災フェスティバルを中心とした防災教育に取り組める体制を構築していくとともに,今回の取組を通して,積極的に地域に防災に関する取組を発信することができた。また,関係機関から学ぶことだけに留まらず,学んだことを児童が理解し,それを伝えることにより,より防災に係る学びが深まった。
4)実践から得られた教訓や課題と、次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
・多くの方々にサポートしていただき,今回の取組を実践した。初めての取組で,児童は学んだことを一生懸命伝えようとがんばっていた。一方で,研修で学んだ災害を「自分事」として捉え,「当事者意識」をもつことについては,まだまだ十分ではないと感じている。このことについて,「北小防災フェスティバル」を定着させていく中で,今回の取組をベースとして,継続して児童に考えさせること,さらに地域を巻き込んだ実践になることが必要であると考える。そのためには,教職員が研修等を重ね,さらに防災について深く学ぶこと,そして「自分事」として捉え,「当事者意識」をもつことにより,実践力を高め,児童の笑顔,地域の笑顔を増やしていくことがこれから重要である。
「北小防災フェスティバル」
日時:令和6年10月31日(木) 5・6校時
場所:運動場・体育館(6年),家庭科室・ピロティ(5年),各教室(1~4年),煙中体験
発表内容:・1年→防災ダックの体験,掲示・2年→新聞紙スリッパの作り方レクチャー・3年→ポスターセッション
・4年→防災グッズの紹介・5年→炊き出し・6年→避難所,救助活動体験(簡易ベッド・テント設営など)
・ひまわり→防災学習で取り組んだことの展示・煙中体験→昭和分署の消防士による煙中体験
※縦割り班48班を3グループに分け,発表するグループと各発表ブースを見て回るグループに分かれ,交代で各学年の発表を見て回ったり,実際に体験したりする。地域公開及び参観日を兼ね,地域及び保護者にも参加してもらう。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・助成金の活用
防災リュックや防災テントの購入により,児童が実際に実際に体験することが可能となった。また,炊き出しの材料を購入することができ,自分たちで作ったお米とあわせて,炊き出しを行うことができた。
・児童からの発案を生かして
北小防災フェスティバルに合わせて防災ソング及び防災キャラクターを設定したいとの声が児童から上がり,代表委員会で話合いを行い,防災ソング及び防災キャラクターを作成した。出来上がったキャラクターの「サイガ―」を缶バッチにして児童に配付し,ランドセルに付けるなどして,日頃の防災意識を高めた。
・被災された方の話を聞く
防災の学習を進める中で,懸念される災害の風化から,災害を「自分事」としてとらえ,「当事者意識」をもつことが必要であると考え,実際に被災された元教員の方に,5,6年生を対象にして,体験談を語っていただいた。
・学習の記録の蓄積
各学年で取り組んだ学習内容をそれぞれが整理し,電子データとして保存した。これにより,次年度以降の取組の際の参考にすることができるとともに,連携が可能な関係機関や人も記述しておくことで継続した取組にすることができる。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・他の教科等の関連等,カリキュラムマネジメントの視点に立ち,全ての教育活動が,「自分の命は自分で守る」防災教育に結びつくことを教職員が意識して児童に指導することができた。
・これまでは,各学年がそれぞれ防災教育に取り組み,学校全体で系統性等をあまり意識できていなかったが,今回の取組を通して,各学年の取組を理解し,次年度以降に向けて系統的な学習プログラムへと改善していく視点をもつことができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・防災の学習を進める中で,地域の様子や過去の災害について知ることができた学年だけでなく,各学年の発表から全校でそのことを共有することができた。また,発表することを通して,災害から身を守るために必要な知識・技能を身に付けることができた。
・それぞれの発達段階に応じた取組により,自ら問いを見い出し,その解決に向けて追究する力を高めることができた。また,実際に災害が起こったときに,適切な意志決定と行動する力を身に付けることができた。
・自分たちの取組だけでなく,他の学年の取組を知ることを通して,防災・減災に関する様々な課題に関心をもつとともに,地域の方々とのかかわりの中で,主体的に安心で安全な社会づくりに貢献しようとする思いを高めることができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・地域の昭和自主防災,女性会,社会福祉協議会,呉市危機管理課,呉市消防局西消防署昭和分署など多くの関係機関等と事前の学習段階から積極的に連携し,防災フェスティバル当日も,サポートしていただくことができた。地域のいろいろな組織と学校とをつなぎ,地域と連携して防災フェスティバルを中心とした防災教育に取り組める体制を構築していくとともに,今回の取組を通して,積極的に地域に防災に関する取組を発信することができた。また,関係機関から学ぶことだけに留まらず,学んだことを児童が理解し,それを伝えることにより,より防災に係る学びが深まった。
4)実践から得られた教訓や課題と、次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
・多くの方々にサポートしていただき,今回の取組を実践した。初めての取組で,児童は学んだことを一生懸命伝えようとがんばっていた。一方で,研修で学んだ災害を「自分事」として捉え,「当事者意識」をもつことについては,まだまだ十分ではないと感じている。このことについて,「北小防災フェスティバル」を定着させていく中で,今回の取組をベースとして,継続して児童に考えさせること,さらに地域を巻き込んだ実践になることが必要であると考える。そのためには,教職員が研修等を重ね,さらに防災について深く学ぶこと,そして「自分事」として捉え,「当事者意識」をもつことにより,実践力を高め,児童の笑顔,地域の笑顔を増やしていくことがこれから重要である。
活動内容写真










活動において工夫した点
・学年だけの防災の取組ではなく,全校で取り組んだことを全ての児童が見て学び,防災に対する関心を高めた点。
・縦割り班を使って,発表と見学の流れをつくり,地域や保護者の方を含めた相手に伝える意識を高めた点。
・地域の自主防災や女性会等,多くの方にサポートしていただき,地域への発信もすることができた点。
・防災ソングや防災キャラクター等,児童の発想から生まれた取組もあり,それらを実践することを通して,防災に対する意識を高めた点。
・参加してくださった昭和市民センター長から,「ぜひ,この取組を昭和地区全体に広げていきましょう」と,さらに地域との連携を深めることができた点。
・教職員全体で,防災・減災教育に対する意識を高めることができた点。