家庭・地域と連携した実践的な防災教育の推進

宮古市立川井小学校

活動に参加した児童生徒数/1~6学年42人
活動に携わった教員数/14人

実践期間2016年4月1日~2017年2月28日

活動のねらい

「自ら考える」をキーワードとして、家庭や地域と連携して「防災学習・訓練」を実施したり、「安心マップ」を作成・配布したりして、自然災害の危険時に自らの命を守り抜くため「主体的に行動する態度」を育成する。

活動内容

1)助成活動内容
1 安全マップ<改訂版>(かわい ふるさと あんしんマップ)の作成と印刷製本
2 家庭・地域連携型防災学習・訓練にかかる専門家招聘にかかる旅費・謝金

2)成果
成果① 減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・関係機関や地域・保護者と連携して取り組んだことで、より身近な学習となり、関心意欲の高まりが見られ、内容の理解にも深まりが見られた。
・教科等とのつながりがより見えるようになり、それぞれの指導内容等と関わらせ、系統的に防災学習に取り組むことができるようになってきた。

成果② 児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力を身につけたか。
・どんな条件の場所が危険かを理解・判断でき、危険予測や危険回避の能力が向上した。
・友達同士や地域の大人とのコミュニケーションが深まり、自ら相手に関わっていく態度が見られるようになってきた。
・自然や伝統、産業や人々等地域が有する素晴らしさに気づき、地域への愛着や誇りが生まれ、自ら積極的に「安全な社会」を築いていこうとする意識と態度が育まれてきている。

成果③ 教師や保護者、地域、関係機関等の視点から
・子ども達の活動やあんしんマップにふれることで、地域の大人との結びつきが強くなり、地域住民の防災や防犯、交通安全への意識が向上してきている。

3)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
・年間指導計画の見直し等を含めた持続可能なカリキュラムの作成
・さらなる教職員の意識の高揚と家庭、地域との連携

活動内容写真

活動において工夫した点

・保護者、及び地域住民及び関係機関等と合同で防災学習・訓練を行い、地域全体としてのつながりを確認しながら意識の高揚を図り、互いの実践力を高めてきた。
・子どもの安全安心推進委員会として、防災だけでなく、交通安全、防犯を含む生活上の安全、いじめ防止を含む心の安全について事業等取り組んできた。

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