守ろう!安全なわたしたちの生活

愛南町立城辺小学校

活動に参加した児童生徒数/5学年48人
活動に携わった教員数/27人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/179人

実践期間2016年4月10日~2017年3月24日

活動のねらい

どのような災害に対しても「自分の命は自分で守る」ためにどのように判断し行動するか、児童一人一人が自助・互助・共助について考え、地域の一員としての防災力を高める。

活動内容

1)助成活動内容
① 自然災害の発生メカニズム等を理解する。(親子学習会等の実施)
② 毎月11日を「いのちの日」として避難訓練や学習会を行う。(過去の災害から学ぶ)
③ 地域探索を行い、防災マップにまとめ、地域へ発信する。
④ 未来に向けての自分たちの役割を考え、発信する。

2)成果
成果① 減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
砂防学習会や現地見学会、耐震家屋に関する学習会、PTAを巻き込んだ親子学習会等を行うことで自然災害の発生メカニズムや防災・減災への備えについて理解することができた。自分にできる備えについて家族で話し合うきっかけづくりともなり親子学習会のプログラムへの位置づけを明確にした。
校内に限らず、地域や関係機関との交流や連携が深まり、継続可能な組織づくりができつつある。

成果② 児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力を身につけたか。
防災学習会や避難訓練を通して「自分の命は自分で守る。自分の命を大切にする」ということを常に考えて生活する一方で、「周りに困っている人はいないか」「自分たちにできることはないか」と考え、気になることがあれば自分で考えて確認をする児童が増えた。また、防災マップづくりを通して地域のよさを再確認することができた。

成果③ 教師や保護者、地域、関係機関等の視点から
防災学習会や発表会を通して、保護者や地域の防災・減災に関する意識の高揚が図れた。特に保護者の意識を高めるために参観日等を中心に公開授業や学習会を計画したことで家庭で防災・減災について話し合う機会が多くなった。また、学習会や避難訓練の積み重ねにより教師の防災・減災による意識も向上しつつある。

3)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
学校・家庭・地域が一体となって持続可能な活動として取り組むことが大切である。「やらなければ何もかわらない。やるからには真剣に!」をモットーに地域とともに歩んでいく。指導計画の再検討をする。(防災学習シートや現地研修での写真等を活用する。)

活動内容写真

活動において工夫した点

参観日を中心に防災・減災に関する授業(学習会)を公開し、保護者や地域への広報に努めた。防災・減災学習は、地域ぐるみで取り組むことが基本だと考える。児童の行動力が地域の意識の変容に大きく役立つものと確信した。
避難訓練は条件を変えるだけでなく未告知で実施し、児童の判断力・行動力の向上、そして互助の精神の育成に結び付けた。

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