学校防災システムを活用した総合避難訓練

沖縄県立 八重山特別支援学校

活動に参加した児童生徒数/全学年63人
活動に携わった教員数/72人

実践期間2020年4月~2020年10月22日

活動のねらい

本校における課題点をまとめ、全職員、幼児児童生徒が主体となって防災学習に取り組み、災害時に主体的に適切な行動がとれるようにする。

活動内容

1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
日時 内        容
 4月 石垣市宮良小学校合同避難訓練打ち合わせ①防災マニュアル見直し
 5月 石垣市防災危機管理室 打ち合わせ
 6月 石垣市宮良小学校合同避難訓練打ち合わせ②
 7月 「防災便り発行①・ショート訓練①・株式会社センチュリー打ち合わせ・
防災意識調査(職員)、学校防災対応システム導入校モデル校研修会
 8月 ショート訓練②
 9月 ショート訓練③・石垣市宮良小学校合同避難訓練打ち合わせ
10月 「宮良小学校合同地震火災津波避難訓練」
11月 沖縄県健康教育大会発表原稿提出・防災便り②号
12月 学校防災対応システム導入校研修会
 2月 沖縄県健康教育大会実践報告会
 3月 学校防災安全マニュアル見直し作業及び提出
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
  昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
助成金で購入した「お散歩カー」を活用し、幼児児童生徒をある程度まとまって避難することができた。また、非常食や防災備品を購入し、全体に周知し、活用方法などを共有することで、職員の防災に対する意識が高まった。

3)実践の成果
減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
総合避難訓練では大雨により実施ができながったが、防災マニュアルの見直し作業をし、より実践的な避難体制を構築することができた。また、地域の小学校と防災をテーマに交流できたことで、地域の方へ特別支援学校の生徒への理解を促すきっかけになった。

児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
幼児児童生徒が学びの中心になるような授業設定をすることで、いろいろなアイディアが生まれ興味関心を持って学習に取り組むことができた。また、繰り返しの学習が定着し、教師の少ない指示で自ら状況を判断し、避難行動をとることができるようになった生徒がいた。

教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
職員への学校の防災体制についてのアンケートでは、避難場所や学校に設置されている防災機器の周知がされておらず、初めて存在を知る職員もいたが、アンケート調査後に周知することができた。また、保護者への本校の防災体制理解を促す「防災便り」を発行し、理解と協力を得ることができた。

4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
〇新型コロナ感染拡大防止による避難経路、避難方法の検討が急務
〇地域住民との継続した合同避難訓練。

活動内容写真

活動において工夫した点

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