中等教育学校総合的学習における自然災害をテーマとした継続的かつ大規模な学校間交流の企画と実施~大震災被災地間の学校交流神戸・仙台モデルの構築を目指して~
神戸大学附属中等教育学校
活動に参加した児童生徒数/4・5学年30人
活動に携わった教員数/4人
実践期間2015年3月1日~2016年3月31日
活動のねらい
被災地体験を共有する神戸市と仙台市の高校生が交流しながら,大規模震災に対するリスクマネージメントについて多角的な視点から話し合い,提言をまとめ,被災地間の学校交流「神戸・仙台モデル」の構築をめざす.具体的には,神戸大学附属中等教育学校と仙台市立仙台青陵中等教育学校の後期課程生徒を対象として,本活動では両校の生徒たちが交流しながら,
(1) 身近な地域に起こった,あるいは今後起こるであろう自然災害について共に学ぶ
(2) 震災の記憶をどのように後世に伝えていくかを共に考える
(3) 上記活動を通して,他を思いやることのできる生徒を共に目指す
ことを主たる目的とし,継続的な大規模震災の被災地間の学校交流モデル「神戸・仙台モデル」の構築を目指す
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
〇2015年3月10-13日 仙台周辺ボランティア参加・仙台交流校開拓
〇2015年7月14日 復興庁本庁・東京臨海広域防災公園(そなエリア東京)視察
〇2015年8月3-5日 仙台市立仙台青陵中等教育学校訪問・被災地視察・交流活動
〇2015年9月 日本地理学会秋季学術大会(愛媛大学)発表,10月 東北地理学会秋季学術大会(上越教育大学)発表
〇2015年10月19日 私立灘高等学校生徒会との仙台交流活動に関する意見交換会
〇2015年12月15-17日 仙台交流活動プログラム
(東北学院大学,宮城大学,多賀城高等学校,尚絅学院中学校・高等学校交流)
〇2016年3月11-13日 仙台市立仙台青陵中等教育学校訪問・震災記念イベント等参加(予定)
(松島高等学校,東北大学東日本大震災ボランティア支援室,仙台白百合学園中学高等学校交流)
〇2016年3月 日本地理学会春季学術大会(早稲田大学)発表(予定),5月 東北地理学会春季学術大会発表(予定)
2)9月研修会での学びから自校の実践に活かしたこと、研修会を受けての自校の活動の変更・改善点、
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点、助成金の活用で可能になったことなど。
助成金により,複数名の生徒を仙台に引率することができ,貴重なプログラムを体験させることができた.また,その体験や学びを全校集会・学年集会で発表することにより本校全体で共有することができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
神戸大学附属中等教育学校と仙台青陵中等教育学校は以下の「神戸仙台共同宣言」を策定し,中長期的交流活動の基礎を築けた。
〇両校は,地元の災害を元に各校生徒の災害に対する意識の向上に努める。
〇両校は,この活動を共有し,協力し合うものとする。
〇両校は,各校周辺住民と共に,各地域の災害に対する意識の向上に貢献する。
〇両校は,両校にとどまらず,全国の高校生と共に,災害に対する意識の向上に努める。
〇両校は,有事の際に最大限の協力を行う。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
被災地を訪問し,交流することによって,生徒にとって「遠い自分には無関係の被災地」が「大切な友人のいる仙台」に変わり,被災地への想いが大きく変化したことが特筆できる。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
今後も継続的に仙台訪問プログラムを実施し,全校的に被災地間交流を実施していきたい。
〇2015年3月10-13日 仙台周辺ボランティア参加・仙台交流校開拓
〇2015年7月14日 復興庁本庁・東京臨海広域防災公園(そなエリア東京)視察
〇2015年8月3-5日 仙台市立仙台青陵中等教育学校訪問・被災地視察・交流活動
〇2015年9月 日本地理学会秋季学術大会(愛媛大学)発表,10月 東北地理学会秋季学術大会(上越教育大学)発表
〇2015年10月19日 私立灘高等学校生徒会との仙台交流活動に関する意見交換会
〇2015年12月15-17日 仙台交流活動プログラム
(東北学院大学,宮城大学,多賀城高等学校,尚絅学院中学校・高等学校交流)
〇2016年3月11-13日 仙台市立仙台青陵中等教育学校訪問・震災記念イベント等参加(予定)
(松島高等学校,東北大学東日本大震災ボランティア支援室,仙台白百合学園中学高等学校交流)
〇2016年3月 日本地理学会春季学術大会(早稲田大学)発表(予定),5月 東北地理学会春季学術大会発表(予定)
2)9月研修会での学びから自校の実践に活かしたこと、研修会を受けての自校の活動の変更・改善点、
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点、助成金の活用で可能になったことなど。
助成金により,複数名の生徒を仙台に引率することができ,貴重なプログラムを体験させることができた.また,その体験や学びを全校集会・学年集会で発表することにより本校全体で共有することができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
神戸大学附属中等教育学校と仙台青陵中等教育学校は以下の「神戸仙台共同宣言」を策定し,中長期的交流活動の基礎を築けた。
〇両校は,地元の災害を元に各校生徒の災害に対する意識の向上に努める。
〇両校は,この活動を共有し,協力し合うものとする。
〇両校は,各校周辺住民と共に,各地域の災害に対する意識の向上に貢献する。
〇両校は,両校にとどまらず,全国の高校生と共に,災害に対する意識の向上に努める。
〇両校は,有事の際に最大限の協力を行う。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
被災地を訪問し,交流することによって,生徒にとって「遠い自分には無関係の被災地」が「大切な友人のいる仙台」に変わり,被災地への想いが大きく変化したことが特筆できる。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
今後も継続的に仙台訪問プログラムを実施し,全校的に被災地間交流を実施していきたい。
活動内容写真
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活動において工夫した点
「単なる被災地訪問」で終えることなく,SGHの活動や卒業研究と関連付けることができた点
資料ダウンロード
資料なし