
ふるさと柵原を愛し、自然災害についての知識を蓄え、自ら考え、行動できる児童の育成
美咲町立柵原学園
活動に参加した児童生徒数/第4学年 44人
活動に携わった教員数/10人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/保護者40名・地域住民100名・その他( くらし安全課・地域防災士 )10名
実践期間2024年5月1日~2026年3月31日
活動のねらい
本校の安全教育の目標には「児童生徒自身が自ら安全に行動し、他の人の安全に貢献できる資質能力を育成する」とある。本プロジェクトでは、柵原地域の災害リスクについて知り、それをまとめ、防災や減災の方法を子どもたちが自ら考えることで「考え、行動できる児童生徒の育成」を目指している。
【知識・技能】柵原地域の災害、社会の特性や防災科学技術等についての知識・技能を備え、減災のために事前に必要な準備をする力。
【思考・判断・表現】自然災害から身を守り、被災した場合に、自ら考え判断してその後の生活を乗り切る力。
【学びに向かう力・人間性】進んで他の人々や地域の安全を支えることができる力。
本プロジェクトを通して、児童は様々な体験をし、防災・減災に向けた取り組みを主体的に行うことで、これらの資質・能力を身につけることができると考える。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
5月
①学習のはじめは、東日本大震災で全員の命が助かった「請戸小学校」の絵本を使い読み聞かせし、地域の防災意識について考えた。自然災害や地域の災害について全く知識のなかった子どもたちは、そのことに危機感を覚えると共に災害について学びたいという好奇心を持った。
5月~6月
②まずは、自然災害について調べた。地震・土砂・洪水・山火事の4つのチームに分かれ、これまでの災害の被害、なぜ災害が起きるのか、どう対策すべきなのかを調べ、模造紙に書いて発表した。柵原に起きる災害はどんな災害かを再度考え、「より詳しい人に話を聞きたい」といろいろ調べ、美咲町防災士ネットワークの存在を発見した。
7月
③美咲町防災士ネットワークの方の存在をHPで知った子どもたちは、自らアポイントを取り、柵原の自然災害について教えてもらった。柵原地域は土砂災害が起きる可能性が高いことや、過去に洪水で大変な被害をうけた歴史があることを知った。知識を自分たちのものだけにするのではなく地域の人にも発信したいという思いから「柵原防災教室」を開催する計画を立て始めた。
9月
④防災教室を開催する上で、防災教室を「目標」にするのではなく地域住民の「防災意識を高めるための手段にする必要がある」という話になった。そのため、「防災教室を行った後に柵原地域がどうなっていてほしいか」をという「ビジョン」を話し合った。「柵原地域の防災意識を高め、災害が起きたときに死者0を目指す」というビジョンを掲げ、防災教室の計画、準備を進めた。
⑤防災教室の開催に向けて「広報班」「体験班」「防災士班」「救急班」「絵本班」「非常食班」「募金班」「プレゼン班」の8つの班に分かれて準備を進めた。週に2回、休み時間に各班のリーダーを集め「リーダー会」を開催し、進ちょく状況や必要な経費、今後の取り組みをどう進めるかを話し合った。また、リーダー会では常にビジョンを意識させ、それを班のメンバーに伝えることで、地域のためという「共助」意識を確実に育てることができた。
10月~11月
⑥より良い防災教室にしたいという思いから、有識者の方を招いたプレオープンを行った。自分たちの視点では気付かなかった改善点が多く浮き彫りになり、本番に向けてより良いものにしていきたい」という意識が高まった。それから、2週間後の防災教室本番に向けて話し合い、行動し、相談しながら自分たちの力で準備を進めた。
11月中旬
12月
⑦「柵原防災教室~一緒に高める防災意識~」と題して、防災教室を開催した。各班準備してきたことを発表し、参加してくれた地域の方、保育園児合わせて150名程度と関わった。とめどなく来る人に焦りながらも、確実に思いを伝え、心に残る防災教室を開催することができた。
⑧防災教室を終えて、反省をする中で「まだまだビジョンには到達していない」という意見が多く出てきた。ビジョン達成のためには、残り3ヶ月でできることをやりたいという思いから「出張防災教室」を開催する動きになっている。防災に関するゲームを作ったり、プレゼンを再度作成したりし、いつでも誰でも見られるようなものを作り、残していく予定である。
1月
2月・3月
⑨参観日を活用し、地域の方や保護者に試作した防災に関するゲームやプレゼンを発表し、指摘をいただいた。改善点を確認し、完成を目指して活動を続けた。最終的には、学区児童館や校内で展示・活用をしてもらえるように準備をして、本年の活動は終了した。
【その他の活動】
〇防災ポスター(主催:内閣府 防災推進センター)に参加し、それぞれが思う防災・減災をイメージした絵を描くことができた。入賞2名が選ばれ、表彰状をいただいた。
〇本事業でつながった学校(北海道・神奈川)の小学校とリモートで防災についての学びの共有を行った。それぞれの地域が抱える災害問題と、その防災方法について学ぶことができた。
〇岡山県では、総合的な学習の時間の発表をする大会「おかやま学びたい賞」が執り行われている(岡山県教育委員会主催)今回の学びを発表し、奨励賞をいただいた。
◎職員研修の実施
本校職員を対象にした減災に関する研修を行った。地域の防災士さんにも参加していただき、これまであった災害や被害、本校周辺で起こりうる被害との比較、緊急地震速報などシステムの導入理由などを説明した。その後、避難場所として指定されている本校にある備品や防災用トイレの使用方法を職員と確認した。研修後の感想には、「意識を高く持つべきだと感じた。」「時にこのような研修が、防災意識向上につながってくる。」という前向きな意見をいただくことができた。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
9月の研修をうけて、実践に生かしたことは2点ある。1点目に、学校外の関わりである。研修時に訪問した階上地域のように、小学校、中学校という異年齢での活動が本校でも実施できないか検討を重ねた。結果として、2・3年生に4年生の活動を見てもらうことや、保育園の4・5歳児の園児に防災教室に参加してもらうことができた。自分たちよりも年齢が低い子どもたちにどう伝えればいいのかという「伝え口調」「表現方法」にも変化が見られた。
2点目に、「自ら考え行動する」に加え「自らの言葉で伝える」と言うことを子どもたちに求めた。当初は、考えて行動することが、主体性を伸ばし、より自分事として学びに向かうことができると考えていた。しかし、9月の研修の階上中学校の生徒に見学を案内してもらったことを受けて「学び深めたことを言葉にして表現できることが本当の学び」だということに気付かされた。そこで、4年生に、「自分の言葉で表現し、地域に伝える」という力を求めた。本番では、自分から進んで地域の方に声をかけたり、学んだ内容を堂々と発表したり、話すことが苦手な児童も自信を持って発表したりする姿が見られた。
助成金の活用では、防災教室の多くの備品を購入することができた。また、校外学習での交通費に充て、「人と未来防災ミュージアム」の見学に行き、阪神淡路大震災のことを学ぶことできた。非常に有意義な活用をすることができたことに感謝している。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
地域の方(特に、年齢が低い子どもたち)と関わることで、災害についての知識をよりわかりやすく明確に伝えようとしていた。これは、対話する相手に対しての配慮や思いやりの心が育まれた結果と考える。また、自分の言葉で表現することで、責任感や自信を身に付けることができた。ビジョンを掲げることによって、これら2つはより大きな成長につながった。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
地域の防災・減災について学ぶことは、自分自身の生活により身近であることから、進んで学ぶ姿が見られた。机上の学習だけでなく、ホワイトボードを活用し、輪になって討論・検討したり、合意形成を重ねたりすることで、4年生としての団結感が高まっていった。身に付けた力としては以下の2点が挙げられる。
〇問題点を解決するために情報を収集し、その情報をもとに話し合うために、自分の意見を持ち、その意見をまとめる工夫をすることができるようになった。
〇地域の方と関わることで、コミュニケーションの力をつけ、会話から判断し相手の求める回答をすることができるようになった。また、一人で応対することが不安で苦手だった児童も、そのときの状況に応じて判断し行動することができていた。
このほかにも、地域を愛する力や粘り強さなど様々な力を育むことができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
教師自身、防災意識を高めることができた1年となった。岡山県では、西日本豪雨を受け、災害時に学校支援を行う団体を教育委員会主導で立ち上げている。今年度、私自身もそこに参加しチーム員となるための学びを深めることができた。このように、意識が変われば行動が変わることを実体験を通して学ぶことができた。
地域・保護者に関しては、防災教室に参加してくださった方は「防災意識を高めないといけない」と危機感を覚え心情にも変化が見られた。特に4年生が行ったということが印象に残った様子で、町外から来てくださった方も賞賛してくれた。
地域の中で活動されている、防災のコミュニティの方からもお声がけをいただき、定例会でお話をさせてもらった。子どもたちの活動に感動してくださり、学校での教育活動を発信することで地域の防災意識向上を後押しすることができた。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
今回の実践から、「防災意識は薄れていく」ということが教訓となった。これは、子どもたちが気付いたことである。そして、東北を訪れたときも、能登半島地震の報道が少なくなった時もこれを感じた。しかし、子どもたちは、防災教室を終えて一段落したと思いきや、「防災意識はだんだんと薄れていくから、自分たちの活動は終わらない」という意識を持っていた。これは、今後の本校の防災教育の課題でもある。何らかの形で防災教育を継続していく必要がある。避難訓練の形式をもう一度見直したり、クラブ活動を用いて防災教育を推進したり、生徒会・児童会活動から災害についての取り組みを行ったりと様々なことが今後も展開できると考える。
5月
①学習のはじめは、東日本大震災で全員の命が助かった「請戸小学校」の絵本を使い読み聞かせし、地域の防災意識について考えた。自然災害や地域の災害について全く知識のなかった子どもたちは、そのことに危機感を覚えると共に災害について学びたいという好奇心を持った。
5月~6月
②まずは、自然災害について調べた。地震・土砂・洪水・山火事の4つのチームに分かれ、これまでの災害の被害、なぜ災害が起きるのか、どう対策すべきなのかを調べ、模造紙に書いて発表した。柵原に起きる災害はどんな災害かを再度考え、「より詳しい人に話を聞きたい」といろいろ調べ、美咲町防災士ネットワークの存在を発見した。
7月
③美咲町防災士ネットワークの方の存在をHPで知った子どもたちは、自らアポイントを取り、柵原の自然災害について教えてもらった。柵原地域は土砂災害が起きる可能性が高いことや、過去に洪水で大変な被害をうけた歴史があることを知った。知識を自分たちのものだけにするのではなく地域の人にも発信したいという思いから「柵原防災教室」を開催する計画を立て始めた。
9月
④防災教室を開催する上で、防災教室を「目標」にするのではなく地域住民の「防災意識を高めるための手段にする必要がある」という話になった。そのため、「防災教室を行った後に柵原地域がどうなっていてほしいか」をという「ビジョン」を話し合った。「柵原地域の防災意識を高め、災害が起きたときに死者0を目指す」というビジョンを掲げ、防災教室の計画、準備を進めた。
⑤防災教室の開催に向けて「広報班」「体験班」「防災士班」「救急班」「絵本班」「非常食班」「募金班」「プレゼン班」の8つの班に分かれて準備を進めた。週に2回、休み時間に各班のリーダーを集め「リーダー会」を開催し、進ちょく状況や必要な経費、今後の取り組みをどう進めるかを話し合った。また、リーダー会では常にビジョンを意識させ、それを班のメンバーに伝えることで、地域のためという「共助」意識を確実に育てることができた。
10月~11月
⑥より良い防災教室にしたいという思いから、有識者の方を招いたプレオープンを行った。自分たちの視点では気付かなかった改善点が多く浮き彫りになり、本番に向けてより良いものにしていきたい」という意識が高まった。それから、2週間後の防災教室本番に向けて話し合い、行動し、相談しながら自分たちの力で準備を進めた。
11月中旬
12月
⑦「柵原防災教室~一緒に高める防災意識~」と題して、防災教室を開催した。各班準備してきたことを発表し、参加してくれた地域の方、保育園児合わせて150名程度と関わった。とめどなく来る人に焦りながらも、確実に思いを伝え、心に残る防災教室を開催することができた。
⑧防災教室を終えて、反省をする中で「まだまだビジョンには到達していない」という意見が多く出てきた。ビジョン達成のためには、残り3ヶ月でできることをやりたいという思いから「出張防災教室」を開催する動きになっている。防災に関するゲームを作ったり、プレゼンを再度作成したりし、いつでも誰でも見られるようなものを作り、残していく予定である。
1月
2月・3月
⑨参観日を活用し、地域の方や保護者に試作した防災に関するゲームやプレゼンを発表し、指摘をいただいた。改善点を確認し、完成を目指して活動を続けた。最終的には、学区児童館や校内で展示・活用をしてもらえるように準備をして、本年の活動は終了した。
【その他の活動】
〇防災ポスター(主催:内閣府 防災推進センター)に参加し、それぞれが思う防災・減災をイメージした絵を描くことができた。入賞2名が選ばれ、表彰状をいただいた。
〇本事業でつながった学校(北海道・神奈川)の小学校とリモートで防災についての学びの共有を行った。それぞれの地域が抱える災害問題と、その防災方法について学ぶことができた。
〇岡山県では、総合的な学習の時間の発表をする大会「おかやま学びたい賞」が執り行われている(岡山県教育委員会主催)今回の学びを発表し、奨励賞をいただいた。
◎職員研修の実施
本校職員を対象にした減災に関する研修を行った。地域の防災士さんにも参加していただき、これまであった災害や被害、本校周辺で起こりうる被害との比較、緊急地震速報などシステムの導入理由などを説明した。その後、避難場所として指定されている本校にある備品や防災用トイレの使用方法を職員と確認した。研修後の感想には、「意識を高く持つべきだと感じた。」「時にこのような研修が、防災意識向上につながってくる。」という前向きな意見をいただくことができた。
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
9月の研修をうけて、実践に生かしたことは2点ある。1点目に、学校外の関わりである。研修時に訪問した階上地域のように、小学校、中学校という異年齢での活動が本校でも実施できないか検討を重ねた。結果として、2・3年生に4年生の活動を見てもらうことや、保育園の4・5歳児の園児に防災教室に参加してもらうことができた。自分たちよりも年齢が低い子どもたちにどう伝えればいいのかという「伝え口調」「表現方法」にも変化が見られた。
2点目に、「自ら考え行動する」に加え「自らの言葉で伝える」と言うことを子どもたちに求めた。当初は、考えて行動することが、主体性を伸ばし、より自分事として学びに向かうことができると考えていた。しかし、9月の研修の階上中学校の生徒に見学を案内してもらったことを受けて「学び深めたことを言葉にして表現できることが本当の学び」だということに気付かされた。そこで、4年生に、「自分の言葉で表現し、地域に伝える」という力を求めた。本番では、自分から進んで地域の方に声をかけたり、学んだ内容を堂々と発表したり、話すことが苦手な児童も自信を持って発表したりする姿が見られた。
助成金の活用では、防災教室の多くの備品を購入することができた。また、校外学習での交通費に充て、「人と未来防災ミュージアム」の見学に行き、阪神淡路大震災のことを学ぶことできた。非常に有意義な活用をすることができたことに感謝している。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
地域の方(特に、年齢が低い子どもたち)と関わることで、災害についての知識をよりわかりやすく明確に伝えようとしていた。これは、対話する相手に対しての配慮や思いやりの心が育まれた結果と考える。また、自分の言葉で表現することで、責任感や自信を身に付けることができた。ビジョンを掲げることによって、これら2つはより大きな成長につながった。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
地域の防災・減災について学ぶことは、自分自身の生活により身近であることから、進んで学ぶ姿が見られた。机上の学習だけでなく、ホワイトボードを活用し、輪になって討論・検討したり、合意形成を重ねたりすることで、4年生としての団結感が高まっていった。身に付けた力としては以下の2点が挙げられる。
〇問題点を解決するために情報を収集し、その情報をもとに話し合うために、自分の意見を持ち、その意見をまとめる工夫をすることができるようになった。
〇地域の方と関わることで、コミュニケーションの力をつけ、会話から判断し相手の求める回答をすることができるようになった。また、一人で応対することが不安で苦手だった児童も、そのときの状況に応じて判断し行動することができていた。
このほかにも、地域を愛する力や粘り強さなど様々な力を育むことができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
教師自身、防災意識を高めることができた1年となった。岡山県では、西日本豪雨を受け、災害時に学校支援を行う団体を教育委員会主導で立ち上げている。今年度、私自身もそこに参加しチーム員となるための学びを深めることができた。このように、意識が変われば行動が変わることを実体験を通して学ぶことができた。
地域・保護者に関しては、防災教室に参加してくださった方は「防災意識を高めないといけない」と危機感を覚え心情にも変化が見られた。特に4年生が行ったということが印象に残った様子で、町外から来てくださった方も賞賛してくれた。
地域の中で活動されている、防災のコミュニティの方からもお声がけをいただき、定例会でお話をさせてもらった。子どもたちの活動に感動してくださり、学校での教育活動を発信することで地域の防災意識向上を後押しすることができた。
4)実践から得られた教訓や課題と次年度以降の実践の改善に向けた方策や展望
今回の実践から、「防災意識は薄れていく」ということが教訓となった。これは、子どもたちが気付いたことである。そして、東北を訪れたときも、能登半島地震の報道が少なくなった時もこれを感じた。しかし、子どもたちは、防災教室を終えて一段落したと思いきや、「防災意識はだんだんと薄れていくから、自分たちの活動は終わらない」という意識を持っていた。これは、今後の本校の防災教育の課題でもある。何らかの形で防災教育を継続していく必要がある。避難訓練の形式をもう一度見直したり、クラブ活動を用いて防災教育を推進したり、生徒会・児童会活動から災害についての取り組みを行ったりと様々なことが今後も展開できると考える。
活動内容写真










活動において工夫した点
指導に当たって特に意識したことは「待つ」ということだ。災害を被ったことのない地域の子どもたちにとって災害はとても抽象的な事象である。だからこそ、学びの場を地域にすることを大切にした。地域の方と関わる体験や、本物に触れる機会を設け、子どもたちが気付くタイミングを「待ち」、そのタイミングに合わせて必要な情報だけを与え、考えることができる環境を意識してつくるようにした。「柵原防災教室」についても、教師が主導ではなく、子どもたちが主導で創りあげた。目標やビジョン、手段は分けながら学習活動を進めることができた。その後の活動においても、子どもたちの必要感に応じて学習を進めているところである。