自然災害についての理解を深め、減災及びリーダーとして行動できる生徒の育成
羽島市立中島中学校
活動に参加した児童生徒数/1~3学年204人
活動に携わった教員数/23人
活動に参加した地域住民・保護者などの人数/200人
実践期間2019年4月1日~2020年3月31日
活動のねらい
①生徒に災害や減災についての知識及びリーダーとしての力を付ける。自分が生活している地域に起こる可能性の高い災害について原因や具体的な災害程度・規模について知る。
②それらによる災害を減らすには、事前に、また、その時、その場でどのようにしたらよいのか、中学生・ 青年として、どんなことができるのかなどについて知る。
③避難所で生かせる力をつける。教員の指示に従って避難するだけの立場から、自分の命を守るだけでなく、自分で考え、自らの力・長所・個性や身近にある物を自分で考えて生かし、自分以外の人の支えになろうとする意識を高め、力をつける。
活動内容
〇実践内容・実践の流れ・スケジュール
災害を「知る」・自分が「できる」・自分から「動ける」を目指した3年計画の策定・実践(本年度は1年目)
①市役所防災担当課との連携、市からの協力を進める。
・全校生徒に防災備蓄倉庫内の備品の紹介、使い方の実演、非常食の試食
②自分に身近なこととして考える。
・自分の通学路で水害の危険のある箇所を考える。ハザードマップで自宅の位置を確かめる。
・学校が避難場所になったとき、使える物・使い方を考える。本校の緊急時開放エリア図を知る。
(例)理科室:手回し発電機、調理室:食器、武道場:畳 など
③教科の学習内容と関連付けて学ぶ。
・理科:1年地震、2年水害、3年発電・気候変動
・技術:電気コードの作成、LEDライトの作成 など
④地域との連携強化
・同窓会、学校運営協議会、PTA役員会への取組紹介と情報提供の依頼
・非常時の学校施設利用図の配布、災害用伝言ダイヤル等の紹介
〇9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金・研修受講前)と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
①生徒が考える機会や体験を通すこと、また、より身近に感じさせることの大切さを一層感じた。
②受け身・公助頼みから、自分で守る・自助の重要性を他へのサポート役としても意義づけるようになった。
③校区の浸水想定図と本校の緊急時開放エリア図(避難場所としての配置・区割り図)をカラー印刷し、
学習および地域団体との会合で活用した。テーマ「私の家の一階は大丈夫?」「下校直後、戻る?行く?」
④非常食や災害時用品を購入し、試食や体験活動・紹介に活用し、より身近に感じさせることができた。
〇実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
これまでの「命を守る訓練(避難訓練)」では消防署のみとの連携だったが、市役所防災担当課との連携・協力が進んだのを始め、地域などに連携範囲を広めることができた。同時に、関係団体の声や期待を聞くことができ、学校の取組への理解も進んだ。
・PTA役員会、同窓会役員会・総会、学校運営協議会、学校保健安全委員会で取組を紹介し、情報提供の依頼(用紙配布)をした。
・保護者に災害用伝言ダイヤルと無料体験の紹介、校内およびコミュニティセンター等へ地域(校区)の浸水想定図と本校の緊急時開放エリア図非常時の配布、掲示依頼をした。一部自治会で配布した。
②生徒にとっての具体的な学び(変容)、身につけた力(資質・能力・態度)。
<自分に身近なこと「じぶんごと」として考えた。>
・自宅・自分の通学路で水害の危険のある箇所を考えたり、市の浸水想定図で調べたりした。
・自分の掃除場所での危険箇所を自分の目で確かめたり、考えたりした。生徒目線での発見があった。
・学校が避難場所になった時に使える物・使い方を考えたり、幼児・老人やけが人の対応、精神の安定について自分のできることを考えたりした。(年少者の遊び相手、高齢者のマッサージ、楽器演奏など)
・校内の防災備蓄備品と使い方、地域および本校在校生に防災士がいることを初めて知った。
・補助金で購入した非常食および市から提供を受けた備蓄期限間近の非常食を、生徒家族と本校職員で2回試食し、感想を得た。また、簡易トイレの紹介や防寒(サーマル)シートの着用体験ができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教員 本校の備蓄倉庫内の備品を知った。市・地域・他校の減災・防災への様々な取組を知った。
・保護者 非常食等について知ることができ、家庭でもその必要性について考えるようになった。
・地域の方々 「とても大事な取組だ。会として考えたい。ハザードマップを配布したい。」
災害を「知る」・自分が「できる」・自分から「動ける」を目指した3年計画の策定・実践(本年度は1年目)
①市役所防災担当課との連携、市からの協力を進める。
・全校生徒に防災備蓄倉庫内の備品の紹介、使い方の実演、非常食の試食
②自分に身近なこととして考える。
・自分の通学路で水害の危険のある箇所を考える。ハザードマップで自宅の位置を確かめる。
・学校が避難場所になったとき、使える物・使い方を考える。本校の緊急時開放エリア図を知る。
(例)理科室:手回し発電機、調理室:食器、武道場:畳 など
③教科の学習内容と関連付けて学ぶ。
・理科:1年地震、2年水害、3年発電・気候変動
・技術:電気コードの作成、LEDライトの作成 など
④地域との連携強化
・同窓会、学校運営協議会、PTA役員会への取組紹介と情報提供の依頼
・非常時の学校施設利用図の配布、災害用伝言ダイヤル等の紹介
〇9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金・研修受講前)と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
①生徒が考える機会や体験を通すこと、また、より身近に感じさせることの大切さを一層感じた。
②受け身・公助頼みから、自分で守る・自助の重要性を他へのサポート役としても意義づけるようになった。
③校区の浸水想定図と本校の緊急時開放エリア図(避難場所としての配置・区割り図)をカラー印刷し、
学習および地域団体との会合で活用した。テーマ「私の家の一階は大丈夫?」「下校直後、戻る?行く?」
④非常食や災害時用品を購入し、試食や体験活動・紹介に活用し、より身近に感じさせることができた。
〇実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
これまでの「命を守る訓練(避難訓練)」では消防署のみとの連携だったが、市役所防災担当課との連携・協力が進んだのを始め、地域などに連携範囲を広めることができた。同時に、関係団体の声や期待を聞くことができ、学校の取組への理解も進んだ。
・PTA役員会、同窓会役員会・総会、学校運営協議会、学校保健安全委員会で取組を紹介し、情報提供の依頼(用紙配布)をした。
・保護者に災害用伝言ダイヤルと無料体験の紹介、校内およびコミュニティセンター等へ地域(校区)の浸水想定図と本校の緊急時開放エリア図非常時の配布、掲示依頼をした。一部自治会で配布した。
②生徒にとっての具体的な学び(変容)、身につけた力(資質・能力・態度)。
<自分に身近なこと「じぶんごと」として考えた。>
・自宅・自分の通学路で水害の危険のある箇所を考えたり、市の浸水想定図で調べたりした。
・自分の掃除場所での危険箇所を自分の目で確かめたり、考えたりした。生徒目線での発見があった。
・学校が避難場所になった時に使える物・使い方を考えたり、幼児・老人やけが人の対応、精神の安定について自分のできることを考えたりした。(年少者の遊び相手、高齢者のマッサージ、楽器演奏など)
・校内の防災備蓄備品と使い方、地域および本校在校生に防災士がいることを初めて知った。
・補助金で購入した非常食および市から提供を受けた備蓄期限間近の非常食を、生徒家族と本校職員で2回試食し、感想を得た。また、簡易トイレの紹介や防寒(サーマル)シートの着用体験ができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・教員 本校の備蓄倉庫内の備品を知った。市・地域・他校の減災・防災への様々な取組を知った。
・保護者 非常食等について知ることができ、家庭でもその必要性について考えるようになった。
・地域の方々 「とても大事な取組だ。会として考えたい。ハザードマップを配布したい。」
活動内容写真
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1防災減災啓発放送原稿
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防災減災啓発放送(クイズ)
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図書室震災コーナー
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図書室震災コーナーの呼びかけ
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地域防災訓練訓練会場でのアンケート
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地域防災訓練会場でのアンケートの呼びかけ
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生徒玄関での非常用物品の展示
1防災減災啓発放送原稿
防災減災啓発放送(クイズ)
図書室震災コーナー
図書室震災コーナーの呼びかけ
地域防災訓練訓練会場でのアンケート
地域防災訓練会場でのアンケートの呼びかけ
生徒玄関での非常用物品の展示
活動において工夫した点
・10月から隔週水曜日の給食時、水害・防災・減災・対応等について啓発放送(「水がいい=水害の日」)を始めた。この中で、生徒の反応や非常時に役立つアイディアを紹介し、生徒の関心が高まった。
・生徒自身が自分の目で確かめたり、自分の関わりの中で考えたりすることを導入した。
資料ダウンロード
資料なし