「災害に対する国際比較から身近な防災へ」
羽衣学園高等学校
活動に参加した児童生徒数/1・2学年280人
実践期間2014年5月1日~2015年2月10日
活動のねらい
(1) 国内や海外の生徒と意見交換を実施して、自然災害は国・地域によって様々あり、それぞれの減災(防災)教育があることを理解し、具体的に個人個人が近い将来に来る南海地震に備えることの大切さを知る。(自然とのつながり)
(2) 人間のいのちと尊厳を育む
1)災害に対して正しい知識をもち、自ら考え、判断し、危険から身を守る方法を身につける。
2)生徒が主体的に防災に取り組めるような「気づき、考え、実行する」を重視してコミュニケーション力、想像力、創造力を養う。
3)思いやり、優しさ、いのちの大切さを養い、未来につなぐいのちを学ぶ
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
【活動編】
5月 大阪府青少年赤十字活動 高校生代表者 会議参加(年間3回)、タイから教員養成研修メンバー50名
受け入れ ESDについて学びあい(外務省、国際交流基金共催)タイの防災に関しても学ぶ
タイの一番の災害は洪水と津波
7月 タイ、マレーシア、台湾、アメリカ 日本 で掲示板サイトを作成。 アンケート実施、分析、
意見交換を実施。
7月 交換留学 イギリス3週間派遣 高2男子1名 大阪府グローバル塾 イギリス派遣 高2女子1名
8月 ユネスコスクール 北京人民大学附属高校から3名受け入れ 英語プレゼン大会出場 ホームステイ
および奈良訪問
中国では災害といえば今は大気汚染。空気が本当に汚い。日本の空は青い。空気が澄んでいることに
感動するなど違いを知る。
8月 高石市姉妹都市アメリカ ロミタ市からの訪問交流会 Web会議も実施 ロスの災害は灌漑、
ハリケーン
8月 ユネスコ協会連盟 東日本大震災を心と記憶にとどめるユネスコ・ボランティア 交流ツアー
生徒2名参加。 校内発表。
8月 日本赤十字大阪支部主催 献血スクール参加 10名参加 森ノ宮血液センター
10月 学園祭にて 世界の学校の無い地域に学校をという呼びかけ! カンボジアの生活品展示・募金活動
10月 インドネシア高校生徒の交流訪問 26名ロボット授業実施 高校1年生 全生徒と一緒に東大寺、
薬師寺訪問
11月 ユネスコ世界大会(岡山) 大阪メンバーとして生徒5名参加
11月 日本赤十字国際交流集会 Mt.Fuji 大阪代表参加 世界20か国より参加 災害についての意見交換も実施
12月 日本赤十字大阪府支部 防災プログラム参加 炊き出し体験、救急法体験 災害時の体験をする。
12月 台湾へ訪問し 現地高校生とボランティア活動について意見交換会実施 生徒14名参加
1月 産学連携 エネルギー企画 関西電力、読売新聞 出前授業実施
1月 気象庁と連携した 大雨災害ワークショップ 豪雨のとき、避難経路他、どのように対応して
いのちを守るかを考える
2月 ワンワールドフェスティバル 発表およびボランティアスタッフ
【災害ルート作成編】
1学期から9月 南海地震について調べる。また災害マップについても調べる。
安全かつ速やかに徒歩で自宅に帰宅するための帰宅経路モデルを作成する。講演会実施
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
東日本大震災に関する情報のリソースを紹介いただき、南海地震の参考になった。助成金によって海外のメンバーとの交流に役立った。より具体的な交流ができた。日本赤十字社や気象庁など他の期間と連携して映像なども活用したグループワークなども取り入れることができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
大きな災害時が発生したときには,交通網の停止,火災や道路の損壊など日常では考えられない危機的状況が想定される。今回自分で安全かつ速やかに徒歩で自宅に帰宅するための帰宅経路モデルを作成することで、実際に災害時の帰宅を効果的に支援するために災害時に想定される要素を組み込むことができた。結果として実用性の高い、災害時のあらゆる状況にも判断・対応できるように直観的に分かりやすいモデルを作成することができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
実際にいろいろな研修や体験学習を実施することで生徒は、自分の命を守る力を身につけることと、学校や地域、家庭に防災を広めることで、防災意識を高め、周りの命を救うことができる、そのために思いやりの心を育てることも大切だという考えを持つ生徒が多く見受けられた。海外の生徒と災害をテーマに交流を実施することで今までとは違う交流(学び合い)ができた。特に 東南アジアの生徒は洪水を一番の災害にあげることがおおく、異文化理解の一助となった。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
自然災害の危険に際して自らの命を守り抜くための「主体的に行動する態度」を育成することと支援者となる視点から、安全で安心な社会作りに貢献する意識を高める必要と被災時における安全を確保するための防災管理・組織活動の充実・徹底の必要性を学ぶことができた。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
今回一番大切に思ったことは やはり防災の意識をしっかりと持たせることであるとわかった。事前に避難ルートを考えること、家族とのやりとりの方法を決めておくこと。「主体的に行動する」力を身につけることをもっとさせていきたい。災害に適切に対応する能力の基礎を培うことの大切さを感じた。 具体的には
①現在および将来に直面する災害に対して的確な思考・判断に基づく適切な意思決定や行動選択ができるようにする。
②地震・台風の発生などに伴う危険を理解・予測し、自らの安全を確保するための行動ができるようにするとともに、日常的な備えができるようにする。
③自他の生命を尊重し、安全で安心な社会づくりの重要性を認識して、学校、家庭および地域社会の安全活動に進んで参加・協力し、貢献できるようにする
さらに継続実施できるように地域との連携、外部のサポート、校内のサポート体制、国内、国外の協力体制(ネットワーク)、複数教科での連携をはかりたい。
【活動編】
5月 大阪府青少年赤十字活動 高校生代表者 会議参加(年間3回)、タイから教員養成研修メンバー50名
受け入れ ESDについて学びあい(外務省、国際交流基金共催)タイの防災に関しても学ぶ
タイの一番の災害は洪水と津波
7月 タイ、マレーシア、台湾、アメリカ 日本 で掲示板サイトを作成。 アンケート実施、分析、
意見交換を実施。
7月 交換留学 イギリス3週間派遣 高2男子1名 大阪府グローバル塾 イギリス派遣 高2女子1名
8月 ユネスコスクール 北京人民大学附属高校から3名受け入れ 英語プレゼン大会出場 ホームステイ
および奈良訪問
中国では災害といえば今は大気汚染。空気が本当に汚い。日本の空は青い。空気が澄んでいることに
感動するなど違いを知る。
8月 高石市姉妹都市アメリカ ロミタ市からの訪問交流会 Web会議も実施 ロスの災害は灌漑、
ハリケーン
8月 ユネスコ協会連盟 東日本大震災を心と記憶にとどめるユネスコ・ボランティア 交流ツアー
生徒2名参加。 校内発表。
8月 日本赤十字大阪支部主催 献血スクール参加 10名参加 森ノ宮血液センター
10月 学園祭にて 世界の学校の無い地域に学校をという呼びかけ! カンボジアの生活品展示・募金活動
10月 インドネシア高校生徒の交流訪問 26名ロボット授業実施 高校1年生 全生徒と一緒に東大寺、
薬師寺訪問
11月 ユネスコ世界大会(岡山) 大阪メンバーとして生徒5名参加
11月 日本赤十字国際交流集会 Mt.Fuji 大阪代表参加 世界20か国より参加 災害についての意見交換も実施
12月 日本赤十字大阪府支部 防災プログラム参加 炊き出し体験、救急法体験 災害時の体験をする。
12月 台湾へ訪問し 現地高校生とボランティア活動について意見交換会実施 生徒14名参加
1月 産学連携 エネルギー企画 関西電力、読売新聞 出前授業実施
1月 気象庁と連携した 大雨災害ワークショップ 豪雨のとき、避難経路他、どのように対応して
いのちを守るかを考える
2月 ワンワールドフェスティバル 発表およびボランティアスタッフ
【災害ルート作成編】
1学期から9月 南海地震について調べる。また災害マップについても調べる。
安全かつ速やかに徒歩で自宅に帰宅するための帰宅経路モデルを作成する。講演会実施
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
東日本大震災に関する情報のリソースを紹介いただき、南海地震の参考になった。助成金によって海外のメンバーとの交流に役立った。より具体的な交流ができた。日本赤十字社や気象庁など他の期間と連携して映像なども活用したグループワークなども取り入れることができた。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
大きな災害時が発生したときには,交通網の停止,火災や道路の損壊など日常では考えられない危機的状況が想定される。今回自分で安全かつ速やかに徒歩で自宅に帰宅するための帰宅経路モデルを作成することで、実際に災害時の帰宅を効果的に支援するために災害時に想定される要素を組み込むことができた。結果として実用性の高い、災害時のあらゆる状況にも判断・対応できるように直観的に分かりやすいモデルを作成することができた。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
実際にいろいろな研修や体験学習を実施することで生徒は、自分の命を守る力を身につけることと、学校や地域、家庭に防災を広めることで、防災意識を高め、周りの命を救うことができる、そのために思いやりの心を育てることも大切だという考えを持つ生徒が多く見受けられた。海外の生徒と災害をテーマに交流を実施することで今までとは違う交流(学び合い)ができた。特に 東南アジアの生徒は洪水を一番の災害にあげることがおおく、異文化理解の一助となった。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
自然災害の危険に際して自らの命を守り抜くための「主体的に行動する態度」を育成することと支援者となる視点から、安全で安心な社会作りに貢献する意識を高める必要と被災時における安全を確保するための防災管理・組織活動の充実・徹底の必要性を学ぶことができた。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
今回一番大切に思ったことは やはり防災の意識をしっかりと持たせることであるとわかった。事前に避難ルートを考えること、家族とのやりとりの方法を決めておくこと。「主体的に行動する」力を身につけることをもっとさせていきたい。災害に適切に対応する能力の基礎を培うことの大切さを感じた。 具体的には
①現在および将来に直面する災害に対して的確な思考・判断に基づく適切な意思決定や行動選択ができるようにする。
②地震・台風の発生などに伴う危険を理解・予測し、自らの安全を確保するための行動ができるようにするとともに、日常的な備えができるようにする。
③自他の生命を尊重し、安全で安心な社会づくりの重要性を認識して、学校、家庭および地域社会の安全活動に進んで参加・協力し、貢献できるようにする
さらに継続実施できるように地域との連携、外部のサポート、校内のサポート体制、国内、国外の協力体制(ネットワーク)、複数教科での連携をはかりたい。
活動内容写真
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活動において工夫した点
高校生が自ら調査して身近にある問題のモデルを設定、立案し表現すること と 海外のメンバーとは、テレビ会議や掲示板等を利用し、防災をテーマに英語を使って交流することで、多様な背景をもつ同世代とコミュニケーションする力、協働する力を育むことができた。
資料ダウンロード
資料なし