自助から互助へ ~減災を自分事に、皆事に~
茅ケ崎市立浜須賀中学校
活動に参加した児童生徒数/1学年211人
活動に携わった教員数/9人
活動に参加した地域住民・保護者等の人数/9人
実践期間2020年10月2日~2020年10月21日
活動のねらい
《目的》
茅ヶ崎市立浜須賀中学校は海から非常に近い立地で、生徒の学区に関しては海から500m以内に住んでいるという生徒も少なくない。今後何年間かのうちに起こりうるであろう大地震、その際に津波が起きた場合にも自分の命を守るために自分で考え行動できるようにする。周りの人や地域の人の命を救えるように地域の人たちと関わり、自分たちが得た知識を広め地域に貢献する。(学校教育目標:自律・貢献・共育)
《ねらい》
①災害から自分の身を自分で守るために知識を身に付ける。
②オリジナルの減災マップを作成し、家庭でも災害について考える機会にする。
③地域の防災訓練でマイ減災マップを使って減災について広く地域に啓蒙する。
活動内容
1)実践内容・実践の流れ・スケジュール
①防災学習
・「災害と聞いてどんなイメージをするか」→災害に関しての基本知識をつける
②防災アカデミー(茅ヶ崎市消防職員による講演)
・「災害が起きた時の行動や気を付けること」→緊急時の心情の変化、行動する際に気を付けることを学ぶ
③減災マップ作り(減災アトリエの職員)
・マップ内に自宅、学校、津波一時退避避難場所、避難所、広域避難場所にシールを貼り、地域の立地や危険箇所を学ぶ。海抜の低いところにマーカーでラインを引き、目印の建物から場所を把握する。
④地区防災訓練での発表(新型コロナウイルス感染予防の為、防災訓練が中止となり、実施できなかった)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・研修会の中であった東日本大震災のエピソード。中学生が震災のための知識を深め、自分で考え行動できるようになっていた為、地域の人を助けた話を例に挙げ、主体的に避難できる生徒の育成。
・主体的に行動できるようにするための基礎知識の学習、それを応用した減災マップ作りの講演会。
・地域の施設(公民館)などで、学んだ知識を地域に広げる発表を行う予定だったが新型コロナウイルスのため中止。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・実際に大きな災害を体験した学校の経験や経験から得たことをもとに改善していった防災・減災学習は、リアルな話が多く大変勉強になった。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・事前の生徒のアンケートの中では学校以外の場所で災害が起こった時にどう行動して良いかわからないというものが多かった。減災マップ作りの後は、「自分が市内のどこの場所にいても、どこに避難し、避難後にどういう行動をとれば良いかわかるようになった」や「困っている人がいたときに助けてあげたい」というような声が上がるようになった。今回の体験から自分の知識を深め、それを実際の行動に活かすための行動力を身につけることができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・活動の中で知識や具体的な行動をインプットする場面は作れたが、アウトプットする場面があってこそ、いざ本当に災害が起きた時の行動力にもつながると思う。そのためには、新型コロナウイルスが収まった際には小学校や周りの施設に今回の体験を共有できるような発表の場面を設け、アウトプットする場面を作っていきたいと思う。
・保護者からは、減災マップ作りの当日に家で話をして家族と知識を共有できた生徒もいると聞いている。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
・避難訓練は学校では毎年行っている。だが実際には学校外で災害に合う可能性が非常に高い。今回の体験の中で生徒の話を聞いてみると、学校外で災害に合った時の行動が分からないという生徒が多くいたことが分かった。行ってはいるが今後は学校外を想定した避難方法の知識をもっと深めていく必要があると感じた。
①防災学習
・「災害と聞いてどんなイメージをするか」→災害に関しての基本知識をつける
②防災アカデミー(茅ヶ崎市消防職員による講演)
・「災害が起きた時の行動や気を付けること」→緊急時の心情の変化、行動する際に気を付けることを学ぶ
③減災マップ作り(減災アトリエの職員)
・マップ内に自宅、学校、津波一時退避避難場所、避難所、広域避難場所にシールを貼り、地域の立地や危険箇所を学ぶ。海抜の低いところにマーカーでラインを引き、目印の建物から場所を把握する。
④地区防災訓練での発表(新型コロナウイルス感染予防の為、防災訓練が中止となり、実施できなかった)
2)9月研修会の学びの中から自校の実践に活かしたこと。研修会を受けての自校の活動の変更・改善点。
昨年度まで(助成金を受ける前)の実践と今年度の実践で変わった点。助成金の活用で可能になったこと。
・研修会の中であった東日本大震災のエピソード。中学生が震災のための知識を深め、自分で考え行動できるようになっていた為、地域の人を助けた話を例に挙げ、主体的に避難できる生徒の育成。
・主体的に行動できるようにするための基礎知識の学習、それを応用した減災マップ作りの講演会。
・地域の施設(公民館)などで、学んだ知識を地域に広げる発表を行う予定だったが新型コロナウイルスのため中止。
3)実践の成果
①減災(防災)教育活動・プログラムの改善の視点から
・実際に大きな災害を体験した学校の経験や経験から得たことをもとに改善していった防災・減災学習は、リアルな話が多く大変勉強になった。
②児童生徒にとって具体的にどのような学び(変容)があり、どのような力(資質・能力・態度)を身につけたか。
・事前の生徒のアンケートの中では学校以外の場所で災害が起こった時にどう行動して良いかわからないというものが多かった。減災マップ作りの後は、「自分が市内のどこの場所にいても、どこに避難し、避難後にどういう行動をとれば良いかわかるようになった」や「困っている人がいたときに助けてあげたい」というような声が上がるようになった。今回の体験から自分の知識を深め、それを実際の行動に活かすための行動力を身につけることができた。
③教師や保護者、地域、関係機関等(児童生徒以外)の視点から
・活動の中で知識や具体的な行動をインプットする場面は作れたが、アウトプットする場面があってこそ、いざ本当に災害が起きた時の行動力にもつながると思う。そのためには、新型コロナウイルスが収まった際には小学校や周りの施設に今回の体験を共有できるような発表の場面を設け、アウトプットする場面を作っていきたいと思う。
・保護者からは、減災マップ作りの当日に家で話をして家族と知識を共有できた生徒もいると聞いている。
4)実践から得られた教訓や課題と今後の改善に向けた方策や展望
・避難訓練は学校では毎年行っている。だが実際には学校外で災害に合う可能性が非常に高い。今回の体験の中で生徒の話を聞いてみると、学校外で災害に合った時の行動が分からないという生徒が多くいたことが分かった。行ってはいるが今後は学校外を想定した避難方法の知識をもっと深めていく必要があると感じた。
活動内容写真
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活動において工夫した点
各自が自分の活動場所を中心に、自分だけの減災マップを作れたことで、興味を持って進めることができた。
資料ダウンロード
資料なし