鎌倉の世界遺産登録に関する市民の準備会の提言まとまる

理事長 丸山泰世

 

鎌倉の世界遺産登録について、市民自らの問題としてとらえ、理解し、合意していくことが重要であるとして、各分野の市民が参集して「鎌倉の世界遺産登録に関する市民の準備会」が昨年6月に設置され、鎌倉ユネスコ協会もこの会の議論に参加してきました。この議論の結果が昨年11月末に「鎌倉の世界遺産登録に関する提言」としてまとめられ、市民に公開されました。この提言は、登録の意義、市民等の意識について検討に加わった委員の意見を整理してまとめています。提言の結びでは、これらの意見が世界遺産登録に向けた活動の中で生かされていくよう強く望むとし、提言の意見が尊重されていくように、また市民不在の世界遺産登録とならないように見守っていくためにも、市と市民が一体となった(仮称)推進協議会を新たに組織し、できるだけ早い時期に設置することをあわせて提言するとしています。