弁護士を選んだ理由、専門分野は?
「子供のときから人に使われるのは嫌だった。ですから会社に入ることは考えもしなかったですね。仕事は、民事中心ですが、家事事件はあまり得意ではありません。事務所の他の弁護士にやって貰うことが多いですね。弁護士になって2年目に受任した強盗・強姦殺人事件の国選弁護事件で無罪判決がでて、そのことがきっかけで刑事事件にも関係するようになりました。また弁護士会でオウム真理教事件被告人の国選弁護人を選任する責任者になりました。多くの弁護士に国選弁護人を受任させるに当り『弁護士は自由業と言われるが、国は1人の弁護士を育てるために2000万円の経費をかけていると聞く、弁護士はこれに答える責任がある。自分の好き勝手に生きることは許されない』と説得して国選弁護人を引き受けさせました。そして私も麻原彰晃の一審の国選弁護人を受任しました」。
趣味をお聞きしますが・・・
「囲碁が日本棋院認定の4段です。昨年末の碁会で5連敗しました。仲間内では急に弱くなると2〜3年で亡くなるというジンクスがありますが(笑)。私の自慢は日本棋院の元理事長さんの署名がある4寸柾目の碁盤、もう一つは呉清源先生が対局された碁盤です。ゴルフもやります。好きですが、腕はじまんできるものではありません」と楽しそうに話してくださいました。
ペルーに行って感じたこと
「同行した人には、貧しさにショックを受けたと言う人もいましたが、私はシルクロードやインド・フィリッピンにも行って、同じレベルの生活状態を見てきましたので、ショックは受けませんでした。今回のツアーで、鎌倉ユネスコが地の果てで、寺子屋運動としてここまでやるのかと感動いたしました。一番気になったことは受け取る側がどんな気持なのか、また少しでも、高慢な態度を、素振りさえ見せてはいけないということです」。
鎌倉ユネスコに期待することは
「寺子屋運動はすばらしいし、ぜひ続けていただきたいです。ユネスコサロンのような催しはいいですね。前に参加した『イスーラム』は良かったですね。2月の『異文化考察』のような世界に通じるテーマも期待していますよ」と。
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