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命を繋いで縫い上げました

関根 昌子

今84歳になる母が女学生の時入手したという日本人形を数年前にもらってきました。この度孫娘の誕生を祝って、着物を新たに縫って着せ替えることにしました。お稽古に通うこと一ヶ月余、出来上がったのが左の写真です。(身長60cm。美人でしょ!)表地は私の赤い絞りの羽織から、裏地は主人の母が残してくれた真っ赤な生地を使い、長襦袢は母方の祖母が縫った赤い長襦袢を解いて。まさに命が繋がっていることを実感できる人形になりました。
 古来から人形は幸せを運んでくれる、悲しいことの身代わりになってくれるといわれています。我孫のみならず世界中の子供に幸あれと思って日々ながめています。

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