中部東ブロック大会イン清水

 9月8〜9日静岡県日本平ホテルで開催。テーマは「つなげよう未来へ 地球の環境と地域遺産」サブタイトルは−明日のこどもたちのために、今、私たちにできる事−昨年に引き続き環境破壊により失われてしまう地域の文化や遺産についての問題を取りあげる事で、地域に根ざした活動の在り方を見直すのがねらい。
 基調講演は総合地球環境学研究所の佐藤洋一郎氏による「農と地球環境」。バーチャルウォーターという考え方、即ち食料を生み出す為に必要な水に換算して食を見直すと、吉野家の牛丼の牛肉80cを生産する為に1dの水が必要となる。食材の輸入は地下水の輸入と同じで水戦争の起こる日も遠くはないだろう。外食や中食の増える日本の食卓に警鐘を鳴らし、三つの提案がされた。
 1 自分でとごう米くらい
 2 おいしいものはご当地で
 3 安かろうは悪かろう
遠方からの運搬ロスを減らし、地道に努力をすれば、地球環境の危機を食から減らせるという提言。
 特別講演は「ホクレア号の大航海が教えてくれるアロハスピリット」。ハワイで建造された古式カヌーがミクロネシアから日本へやってきた。計器も無く、星と海のうねりを見て走るホクレア号を航海させるプロジェクトに参加した原住民の人達は、自らの文化や伝統への誇りを取り戻した。日本人の感性とアロハ精神は共鳴し合うと講演者の琢磨夫妻は強調した。
 鎌ユからは鎌倉真音さんが、今春スタートしたユースクラブについてパワーポイントを見せながら説明。尾花理事も60年史執筆の苦労話や見どころを披露した。
 鎌ユからの参加者9名は清水ユ協手作りのバッグにA4の資料を大切に入れて帰った。 (内田)

戻る