鎌倉回想
中村 昭子
鎌倉デートは結ばれぬという迷信がその頃あった。果たして明月院の紫陽花は悲しい雨に打たれた。そんな想い出が昨日の事のように甦る鎌倉の地である。
私とユネスコとの係わりは、民間ユネスコ60年史にも記されている日仏青少年交流事業から始まった。参加者選考にあたった尾花さん。厳しくも慈愛に満ち凛とした姿は今も変わらない。師として姉として慕い、30数年の往来を重ねている。
さて鎌倉、いざ鎌倉、いいクニ作ろう鎌倉幕府ならぬ「いい動きしたい鎌ユ」である。
どこから来たの?
小芝 梨紗
最近、とあるお話を読んで考え込んでしまった。そのお話には『遠い国の鉱山で働く子どもたちが一生懸命集めた金属は、私達が使う携帯電話やゲーム機の材料になる』と書いてあった。果たして、この話がどこまで本当なのか私には分からない。ただ、一つ言えることは、身の回りにありふれている物がどんな工程で作られたのか、私はほとんど知らないということ。もしかしたら、どこかの工程で自然を壊したり、幼い子供たちを働かせたりしているのかも知れない。
そんなことは絶対にしない!と言い切れる人はいるのだろうか。
千の風になって
久保 ツユ子
暮にTVでエべレストの映像を見た。4年前北海道に住んでいた渡辺亮子ちゃんと生のエベレストを見ながら、鶴が山越えをするのを見て興奮したり、夜遅くまでおしゃべりしたのが昨日の事のように想い出された。彼女とは宮崎の幼友達だった。昨年の8月その亮子ちゃんが交通事故で亡くなったと宮崎の友から電話があった。シマフクロウを守るために百年の目標で植樹をしていたので、私も2度手伝いに行った。又行こうと思っていたのにもう彼女はいない。きっと今は千の風になってシマフクロウと共に北海道の空を吹いているだろうと思う事にしている。
ノルディックウォーキング
赤井 明郎
健康のために一日一万歩を目標にウォーキングを心がけていますが、最近、ただ歩いているだけでは飽きがくると思っていたところ、ノルディックウォーキングという運動があることを知り、先日、体験してきました。
この運動はスキーのストックに似た2本のポールを両手に持ってそれで地面を後ろに押すような感じで歩くものです。地面の上なのに何故ポールが必要なのか不思議な気もしましたが、やっているうちにポールを使うことによって体が安定して姿勢が良くなることや全身運動になることがわかってきて、これからの健康維持はこれだときめました。今年は退職して10年目、人生の節目に新しい楽しみができ、喜んでいます。
『伝える』ということ
金 優佳
プレゼンテーションが上手くなりたい。学生生活も残すところあと1年となり、私は現在、就職活動と大学院の研究に並行して取組んでいる。 就職活動にしても研究にしても、自分の本質に迫らなければ、本当にやりたい仕事やテーマは見つからない。面接や研究発表会では、本人がその本質を理解した上での情熱がなければ、聞いている人には伝わらないだろう。ところが、発表や面接には情熱だけでなく、技術が必要であることがわかってきた。プレゼンには、相手の共感をつかむコツや技術があるそうだ。
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