第2回理事研修会

2月23日鎌倉芸術館会議室にて34人の理事が集まり第2回研修会が開催された。理事研修会
 午前中は森井理事長の挨拶、資料説明、全体会議。昼食時にはサイレント・オークションが行われ午後は二つのテーマに分けて分科会、その結果の発表と質疑応答、そして理事長の総括で締めくくり、有意義な研修会であった。

 鎌倉ユネスコ協会は全国の中で活躍しているユ協の一つと自負しているが、今回の三つのテーマを通じ、来年20歳を迎える鎌ユ活動のあり方について話し合いたいとの理事長挨拶のあと、事務局から鎌ユの現状について活動運営組織体制、全国ユネスコ協会との比較が説明された。
 続いて「活動資金確保策」をテーマとする全体会議となったが、先ず03年からの現在までの収支状況が説明され、皆さんに現状認識をしていただき、議論に入った。

 主な意見は収入面では会員増強特に賛助会員、法人会員増対策、バザー売上減少傾向対策としてオークションの実施など、一方支出面では、集中と選択の予算執行、イベントは収支のバランスを図るべく予算の段階から行うなど厳しい意見も出た。

 議論が尽きぬ中、昼食の時間となり、サンドイッチを食べながらのサイレント・オークションが試行的に行われた。会員が持ち寄った品物が並べられ、欲しいものに各人が値付札を入れ最高値の人に落ちる仕組みだが、皆様のご協力で4万円を超える売上になった。
 午後は二つのグループに分かれ、
@「今後取組みたい・強化したい鎌ユらしい活動」
A「一般会員の参加を増やす方策・活動」について話し合い、まとめの発表を全員参加で行い活発な討議となった。

 主な意見は次の通り。
@では海外ユ協との接触・ユース活動メニューの具体化・地域大学とのパートナーシップ・環境/科学分野への積極的取組・地域団体との連携など。
Aでは教育的プログラム(絵画教室など)の創設・ユネスコ祭り・国内スタディツアー・パネルディスカションなど。
 最後に総括として、皆様の熱心な議論と成人式を迎える鎌ユへの貴重な意見を沢山いただいた事への感謝、資金問題は確実に、活動は実施前後のサービスを充実させ、緊急課題はタスクフォースで対処し、地域に根付き愛される鎌ユを目指すとの話があった。
(田村)
 
今後の鎌倉ユネスコらしい 活動とは

 20周年目を迎える鎌ユは事業にもその厚みを加える。
 長年支援を続けてきた海外の世界遺産と識字教育に対して本年は20周年事業として位置づける。
 また国際交流事業として隣国韓国と中国のユネスコ活動と接触を計りたい。これから特に力を入れたい事業はユース活動と環境及び科学の分野だ。
 ユース事務局の人員を充実させ活動のメニューを具体化する。それをホームページに明示して、行動する鎌倉ユースをアピールするわけだが、具体的には既にユネスコ活動の実績がある慶応藤沢キャンパスとのパートナーシップも一案だ。
 環境と科学分野は特に注力して新たに委員会を設け、既存のユネスコサロンを活用してシンポジゥムや小中学生むけのセミナーを企画したい。
 これから鎌ユは組織として他の有力団体との協力関係を築きながら又新しいページを書き加えて大勢の会員をお迎えする事になろう。 (千葉紘)

 
一般会員の参加を増やす方策 と活動事業について
 鎌ユ活動内容の紹介を魅力的に公にアピールする為の具体案として、先ず教育的/文化的プログラムの推進に力を入れる事が望ましいという意見が圧倒的であった。
 例えば鎌ユ主催の絵画展の新企画として夏季絵画教室の創設(小中高対象、父兄参加も可)、鎌ユの平和の鐘運動を拡大(「平和都市宣言」を標語とする鎌倉市との共催)。
 これに付随し、新規の企画案として、ユネスコ祭やパネルディスカッションの慣例化、活動内容の充実化に伴い、既存のシステムの見直しも提案された。
 入会時の正会員か賛助会員か、選択肢の明確化、会費の自動振込みやコンビニ振込みの自由化など。
 最後に今後の課題として、大企業のスポンサー参加を積極的に行なう事が強調された。15名による活発な意見交換が、今回の研修成果を実り多いものにしたと言えよう。 (山田ますみ)
 
 

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